2011年02月20日

[BOOK]はみだしインディアンのホントにホントの物語

写真久しぶりに面白いアメリカンネイティブ関連の本を読みました。シャーマン・アレクシーは先住民スポーケン族出身の作家で、「リザべーション・ブルース」「ローン・レンジャーとトント、天国で殴り合う」というとても面白い小説と、彼の短編を映画化した「スモーク・シグナルズ」という映画で知られる。

「はみだしインディアンのホントにホントの物語」は去年日本で出版された自伝的小説ですが、挿絵も可愛く、ほぼ自身の体験した実話で構成される少年の話はネイティブアメリカン文学というカテゴリーを越えてとても生き生きとハードでリアルで悲しく優しい保留地の風景を覗かせてくれた。こういう本が翻訳されて出版されたことが素晴らしいとも思いました。

週末に遊びにいったアノニマスタジオでのブックマーケット、そこで手に入れた堀部篤史著「コーヒーテーブル・ブックス」(mille books) はとても興味深い本で、“コーヒーテーブル・ブックス”という“応接室のコーヒーテーブルに置かれ、来客の手慰みになるような本”の存在意義を意識させられた。うちのテーブルには手慰み用にエドワード・カーティスが撮ったインディアンのポートレイトを集めた分厚い写真集を置いておくことにする。

R.E.M.のレビューを寄稿させていただいたCDジャーナルが発売になった。びっくりするくらい充実した内容でした。「R.E.M.とわたし」の教科書的サブテキストにしようと思います。ぜひ書店で手にとってみてください。

やっぱり本は手に触れてページをめくるほうがワクワクして、いい。

Posted by monolog at 23:50│Comments(0)TrackBack(0)

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