
ベーシストのエビちゃんが不在ということで当初小さな音の室内楽的なセッションを考えていたのだけどリハーサルに僕のベースを持っていったらみんながベースを弾きたがる。その結果、小さな音の楽器を重ねるパートとバンドサウンドを鳴らすパートを含むとても充実した音世界になりました。
せっかくだから安宅くんの歌とfishing with johnの曲もセッションしようということになって本番前にみんなで練習。『pilgrim』でも『home sweet home』でもほとんど僕はベースを弾いているが、多分デビュー以来初めて人前でベースをプレイしたんではないか。
気の知れた仲間とのステージはくだらないおしゃべりを交えて進んでいく。「雨に負け風に負け」で僕が弾いていたのはギタレレという楽器、イトケンさんはバスピアニカ。安宅くんの「ココニアル」もしみじみした良い曲。fwj「サイクル曜日」でイトケンさんはアンデス、五十嵐くんはリコーダー、スキャットでメロディをなぞる新鮮なアレンジ。
「夢のなかの音楽」から始まる新曲群で五十嵐くんがベースを担当、とても芳醇なバンドサウンドに突き動かされるように盛り上がって歌を歌いました。「平凡な毎日の暮らし」は今までにない雰囲気、バンドマジックという言葉を思い浮かべたり。
「ひそやかな魔法」では僕がピアノ、安宅くんがベース、イトケンさんはウクレレ。ベースを持つと誰もがノリノリでスラップするのが可笑しい。一度もリハで完走しなかった「ひそやか」もとてもしっとり演奏できました。
お客さんみんなの楽しそうな顔を上から見るのはとても幸せなこと。アンケートを読むと「山田さんたちがみんな楽しそうで」という言葉がたくさん。そういうのは循環してフィードバックするのだな。またこの次も、このメンツ、このやりかた、この曲でロックし続けるのさ、と思いました。
楽しい話やバカバカしいことをたくさん言いましたがMONOLOGにまとめて報告したいと思います。2日間ありがとうございました。7月は名古屋、加古川、徳島、高知、そして東京で歌います。8月はライブをやりません。なので7月に皆さんと楽しい時間を作れたらなあと思います。


