6月18日19日の夜の科学2daysの後、後回しにしていた曲を書いたり録音したりスタジオ作業だったりであちこちバタバタしつつ、それでも心は夏のムードに煽られていろんなところに出かけていってる。
最近思い込みが激しいというか、スケジュールの勘違い甚だしく、こないだの週末もスチャダラパーのイベントだと思って辿りついた日比谷野音でなんでか恵比寿マスカッツのコンサートをやってて自分のバカさを呪ったりしたのですが、気をとりなおしてまた次の日も日比谷公園へと出かけていったのです。
僕はこの日のスチャダラパー主催「オール電化フェア」のチケットを取りそこねSOLD OUT、しかし入場口前で物販(新作ミニアルバムとSDP編集の雑誌「余談」)を行うというので買い物だけでも、と出かけたのでした。
お昼過ぎに着いて無事CDと「余談」を買ったところで、やっぱり僕は猛烈にこの日のライブを観たくなった。初夏の陽気、日比谷の木々、屋台からの焼きソバ焼きイカの匂い。観たくならないわけがないのだ。僕はiPhoneを睨みありとあらゆる情報を収集し、いくつかの奇跡が重なり10分後には立見席のチケットを手に入れたのです。
フリーコンサートをやっている小音楽堂へ。チケット取得作戦のせいでかせきさいだあは見逃したが、エゴラッピンの中納良恵さんの素晴らしいパフォーマンスとハナレグミの惚れ惚れする歌声を聴きながら開場を待ちます。いい日になる予感でわくわくした。
オール電化フェア、とにかく最初から最後まで楽しかった。SAKEROCK、ソウルセット、電気グルーヴ、相対性理論、そしてスチャ。個人的MVPはNHK朝ドラ「おひさま」のテーマが鳴り響くなかレディー・ガガのメイクで戦場から帰還した中村先生、ことピエール瀧。「Get Up and Dance」でのLB集合、ナオヒロックとクボタタケシ氏がいたのも感慨深かったです。
日比谷野音でライブを観たのはいつぶりか。いつもフィッシュマンズを観にいっていた場所ですが21世紀になって初めての野音だったかもしれない。暑くてクラクラな午後から夕暮れ、緑の木々がサワサワとなって夜になっていく感じがとても心地良かった。
SDPのシニカルなメッセージもしっかり受け取る夏の日。今年もサマージャム、2011年版を更新。この夏もう一回くらい聴きたいな。