バンクシーの作品集に「Home Sweet Home」というのがあって、『pilgrim』のジャケットの僕自身のシルエットがイラストではなくてステンシルで描かれているのはそこからの影響のあらわれでした。去年からずっと観たかったバンクシー初監督作「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」を観にいった。
1000円サービスの日だったので大盛況、ストリート系の兄ちゃんたちが多いのが印象的。同じくアートが題材の「ビューティフル・ルーザーズ」ともベクトルの違う、フェイクドキュメンタリーとドキュメンタリーの間を行き来する入れ子構造の、とにかく最初から最後までとても面白い映画でした。
ファンの方から入場券をいただいた「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」。以前「トイ・ストーリー3」の入場券でまさに明日その映画を観にいこうとしていた僕を飛び上がるほど喜ばせたのと同一人物なのだが、今回は「絶対に山田さんが観にいかなそうな映画だと思って」と。実際これまでの「トランスフォーマー」シリーズをひとつも観たことのない僕が公開初日に3D上映の大作を観てきましたよ。
史実と虚構が入り乱れて、'60年代のニュース映像や宇宙空間での風景が3Dになったりしてすごいビジュアルショックだった。お客さんもたくさん入っていました。これは絶対自分で選択して観にいくはずのなかった映画だな、とどんどんシートに沈み込む僕。果てしなく続くと思わせるような、金属音鳴り響く2時間45分でした。皮肉でもなんでもなくこの超大作を観る機会をくれた君に感謝。こんど感想を聞かせてくださいね。毒を食らわば皿までと、昨日テレビでやってたのを録画した「トランスフォーマー:リベンジ」というのを今から観ます。