2011年08月21日

[8月の近況] ドライブ旅;大阪ー加古川ー徳島(8月5日)

th_DSC05258肩と背中のこわばりを感じながらも、起床。父親とモーニングを食べて車を見せてもらうも板金工場での修理でもう一日かかるとな。

大阪から3時間くらいだ、というので淡路島を通って徳島に行こうと漠然と考えていたのだけど、せっかくだからちょっとビックリさせようと思って加古川チャッツワースに向かう。

雨、途中豪雨は台風の影響。吹田から中国自動車道経由で加古川に着いたのはお昼。予想通りの反応とメニューにない特別メニューの美味しいドライカレーをいただき「来てよかったなああ」と思いました。マスター直々に淹れるアアルト豆のアイスコーヒーと温かいミルクムーンブレンドもご馳走になった。

チャッツワースにはあと1枚だけ『pilgrim』がありました(8/4現在)。8ヶ月たったカレンダーもMONOLOGも、いろんなものがここで買えます。欲しいものがある人はぜひお店(HP)にお問い合わせください。

今日の目的は徳島で展示を観る(そして日帰りで大阪に戻る)ことだったのだけど、やはりこの店に来ると居心地が良くて長居してしまう。代わる代わる1階店舗に降りてくるスタッフのみんなも僕を見て「ひゃ!」と声にならない声をあげて驚く。重い腰をあげたのは2時間たつ頃だった。マスター岸本さんとスタッフに新メニューのプレゼンを受け厳しく審査する、はつえさん。また秋に歌いにきます。

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地図を見ながらナビをセットして、加古川を出発。神戸から明石海峡大橋を渡る。雨はだんだん小康状態になって、青空さえ見え始めた。名刺に「晴れ男」という肩書きが欲しい。この世界最長の架け橋を渡るとき、ああ、これはカメラには映らないな、と感じる。走る車もみんな少しスピードを落としてこの刹那の風景を目に焼き付けようとしているのがわかる。「神さまは青と白の絵の具だけでこの風景を作ったのだな!」と思った。

淡路


淡路ハイウェイオアシスで休憩。何も買わない。パノラマの景色を眺めるだけでとても贅沢な気分(いやいや、正確にはわたるくんのハンドタオルを買いました。ハンドタオル収集家なのです、正方形のタオル)。きれいな風景を眺めていたら時間を気にしてセカセカするのはいやだあと思ってきて、徳島のホテルに宿を予約しました。ゆっくりした時間、小さな国の大きさを感じる。

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淡路島は大きな島で明石海峡大橋を渡ってから四国に入るまでに1時間くらいは山の中を走ることになる。途中で海が見えたりもするがとても考え事に適した時間だったように思います。新しい歌のためのモチーフがたくさんあった。カーステでは同じCDが何回もリピートしていた。大鳴門橋を渡るときにはまた違う感覚。四国へ。

th_DSC05287徳島に着くとめまぐるしい雲の動き。時間の制限から解き放たれた僕は郊外の古本屋やブックオフやらハードオフやらを見つけるたびに立ち寄って、結局何も買わない。郊外、というか片田舎で生まれ育った自分にとって落ち着く風景があるとしたらこういう、田んぼと山と川が共存する空の広い風景だな、と感じる。

徳島市内に入った頃に二重の虹が架かった。今日いくつ目の架け橋か。徳島は先月ライブで来たばかり、昨年も2度訪れたが毎回チャッツワース岸本さんの車で連れていってもらっているので土地勘がゼロに近い。市内をなんとなくウロウロしているうちにだんだん地形が把握できてきました。吉野川と徳島駅と眉山。

夕暮れてきて、向かったのはaalto coffee。昨晩遅くに「明日行くかも」と連絡しておいたのだ。庄野さん夫妻、あたたかく迎えてくれて、とても美味しいコーヒーをいれてもらった。夕飯を一緒に食べようということになりました。

僕はホテルにチェックインする前に雑貨屋cue!へ立ち寄る。店長の青木さん、8時過ぎにお店が終わるからその後一緒に万代中央ふ頭の「ヒトノユメ」展に行きましょう、と約束。雑貨屋cue!にもCD『home sweet home』取り扱ってもらっていますのでお近くの方はぜひ。

ホテルの窓からは色濃い夕暮れに浮かぶ眉山が見える。いつも見上げるだけで登ったことのない山だが、この旅の流れからして明日あの山の頂に立つ自分を想像する。庄野さんとの待ち合わせ、外に出るとあたりはとっくに夜で、雨が少し降り出していたけど阿波踊りを一週間後に控えた街の明かりが水面に映ってきれいでした。

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YRG cafeという毎回お世話になっている店でおいしいご飯とビールをいただく。庄野さんちのお子さん(姉弟)も一緒でとても楽しい時間。今朝起きたときには想像しなかった時間。仕事を終えてcue!の青木さんも合流、結構ビールを飲んだ庄野さん「おれも行こうかな」と男3人で「ヒトノユメ」展に向かいました。

この日は通常展示時間を大幅に拡大して夜遅くまでのナイトミュージアム。川べりの倉庫地帯は光と影がキラキラしていた。しっとりとした風がまとわりつくけどそれほど不快ではなく、大きな倉庫に展示された言葉と絵と造形空間は予想以上のものでした。夏の闇夜に基調低音のように低く流れる川の音よ。長い長い一日でした。付き合ってくれたチャッツワース、aalto coffee、cue!の皆さんに感謝。

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Posted by monolog at 12:46│Comments(0)TrackBack(0)

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