2011年09月21日

[BOOK] コンビニ店員は見たっ!

HDRコンビニに行ってレジを打ってもらうとき「お願いします」と(小さな声だけど)言う。商品とお釣りを受け取るときに「ありがとう」というのはなんかちょっと照れがあって代わりに「どーも」と言う。家から最寄りのコンビニでも、ツアー先で飲み足りなくてホテルのそばのコンビニでビールを買うときも言う。いつからかそう言う習慣がついた。

もう何年も前、深夜のコンビニでアルバイトをしてたときに、くたびれ果ててレジ打つときにそういうふうなヒトコトを言われるだけでハッとして嬉しくて、背中を見送りながら「ああ、あのお客さんすごくいい感じだな」と、自分も利用者側としてそうありたい、と思ったんだろうな、僕は。

「コンビニは社会の縮図だ」というのはよく言われること。夜10時から朝6時までの深夜シフト、ほんとにいろんな人がいるんだなああと嫌な思いをしたり身体的にもきつかったり「この!こんなやつ地獄に堕ちればいい!」と呪ったりすることもしばしば、かと思うとひとこと「お兄ちゃん、どうもね」と言われただけで救われたりもした。僕がバイトしてたころは宅急便も電子マネーもなくタバコも酒も扱わない店だったけど今のコンビニはもっと最先端で大変だろうと思います。

音楽ライター和田靜香さんはR.E.M.がきっかけで知り合い、マイケル・スタイプとの2ショット写真を自慢したり自分のCDを聴いてもらったり、その後もなんやかやとやりとりをさせていただいているのだけど、その和田さんが書いた「コンビニ店員は見たっ!〜レジの裏から日本が見える〜」がとても面白かった。

追記*かなのフォントのなんともなさけない感じが和田さんがヘナヘナめそめそと、しかし歯を食いしばり語っている感じがして好演出だと思いました。

笑ったりため息ついたりしながらあっという間に読み終えて、とても優しい気持ちになって、優しい気持ちのままさっきコンビニに行ってきた。レジでメール便を送るときに「忙しいときにごめんね」と声をかけたら「大丈夫っす!」とニコッとしてくれた店員さん。キャンペーンのくじ引いたらペットボトルのお茶が当たりました。

読書の秋になにか面白い本ないかなーと思っている人におすすめです。

Posted by monolog at 23:34│Comments(0)TrackBack(0)

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