2012年01月15日

巣立つ人と見送る人




長野県松本市にLauraというコーヒー屋さんがあってずっと気になっていたのだけど、思い切って電話をかけていろいろお話を聞いて、翌日には注文したブラジル/ブルボン・ピーベリーという豆が届いた。お店の名前をローラ・ニーロに由来し100%オレンジの描いたロゴがとても可愛らしい。変わった豆の形のブラジルはとても口当たりがよくて、2杯目を飲みながらこの日記を書いています。美味しいコーヒーに幸せを感じる。


昨日のこと。その松本からのコーヒーと一緒にR.E.M.ファンクラブからのオレンジ色の封筒、ファンクラブレターが届いた。年末のクリスマスシングルで歴史の終焉を感じていたのでちょっと驚いたが素直に嬉しくて急いで開封するとそこには「Thank You(長いことサポートしてくれて、ホントみんなありがとうね)」とあり、ちょっと泣いた。ファン代表の2人(有名なコレクターと有名なファンサイト管理人)の文章が素晴くて「うむー」と唸った。マイケル・スタイプはライブの冒頭でだいたい「We are R.E.M. and This is what we do(我々はR.E.M.でこれが私たちのやっていることだ)」と自己紹介するのだけど、原稿は「They were R.E.M. and that is what they did」と締めくくられていた。そのとおりである。僕はR.E.M.の背中を見送るけれども、これからも頭の中で(あるいは実際にレコードで)定期的に鳴らされるのだ。


巣巣で夕方から打ち合わせ。このお店でライブをやるようになってまだ1年だけども、その期間以上に濃厚な時間を過ごしているように思います。初めてお店に行ったときからニコニコと、イベントの時もてきぱきとお店を駆けまわって安心感を演出してくれたスタッフのカクハリさん(カクちゃん)が2月いっぱいでお店を卒業することになった。少し前から決まっていたことだが年をまたいで現実的に感じるようになった。初めてライブをやったときからお客さんになにかお土産をと僕が描いた猫の絵をモチーフに布や革やフェルトでバッジやコースター、手の込んだ指人形やブックマークなどを作ってくれていたのも彼女である。ライブに来た人だけがちょっと嬉しくなるようなほんの些細なものかもしれないが本当に毎回感心してきました。昨日もカクちゃんの机の上を見たらフェルトの切れ端が散乱し1月のfishing with johnとのライブに向けて顔がほころむようなモノを作っているみたいでした。それも次の巣巣でのライブが最後になるのだと思うとさびしいけれどもカクちゃんの巣立ちを力強く手を振って見送りたいと思う。巣巣でのイベントはいよいよ今週末、土曜日と日曜日。


夜中、目が冴えてしまって1992年のクリント・イーストウッド主演監督作品「許されざる者」を観た。嗚呼、自分にとってはこれがクリント・イーストウッドの最高峰かもしれないな、と思いながら。すべての男子が観たほうがいい映画だ。旅立つ者と見送る者のコントラストはいつだって優しく悲しく美しい。



山田稔明(GOMES THE HITMAN)×五十嵐祐輔(fishing with john)
“たゆたう手と手のワークショップ”

2012年1月21日(土)/1月22日(日)@等々力 巣巣

<ウクレレ教室 by 山田稔明>
1/21(初心者コース)
*「hanalee」をはじめ簡単に弾けるフレーズからスタート
1/22(リピーター/経験者コース)
*ビーチ・ボーイズ「素敵じゃないか」をマスターします
両日とも15:00〜16:30
料金4,000円(お茶とお菓子つき)*ウクレレ付きは+2000円
ご予約制(巣巣にて受付を開始しました)

<招き猫絵付教室 by 五十嵐祐輔>
両日とも13:00〜17:00
ご予約優先(飛び込みも可)
料金3,000円(お茶とお菓子つき)

<SPECIAL LIVE>
出演;山田稔明、fishing with john
両日とも 17:30開場 18:00開演
料金4,000円(お茶とお菓子つき)
ご予約制(巣巣にて受付を開始しました)

等々力 巣巣
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020
*イベントの詳細/予約方法は巣巣HPをご覧ください




Posted by monolog at 10:43│Comments(0)TrackBack(0)

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