2012年01月24日

スザンヌ・ヴェガと吹雪の都会




昨日のこと。ビルボードライブ東京にスザンヌ・ヴェガのライブを観にいった。とても楽しみにしていた来日公演。1987年(中二のとき!)の「Luka」からずっと聴いている。大学入学で上京してきて初めて行ったコンサートは中野サンプラザのソニック・ユース、次が横浜ランドマークホールこけら落とし公演のスザンヌ・ヴェガだったから、なんとも、20年ぶりに観る彼女の姿ということになる。僕はまだ十代だったのだな。

極寒の東京、六本木に向かうにつれ雨は雪に変わる。ミッドタウンをニューヨークの百貨店に見立てて妄想。ステージ後ろのガラス張り、どんどん六本木の街が白く塗りつぶされていく。暗転しステージスタート。ギタリストのゲリー・レオナルド(ルーパーやエフェクトを駆使したプレイすごかった)とのデュオ。52歳になるが変わらない声。とても聞きとりやすい英語を話してくれるので曲の背景までよく見えて、特に僕が一番好きな「Gypsy」という曲、彼女がティーンネイジャーの頃サマーキャンプで出会った青年とのロマンス(しかし彼はイギリスに、スザンヌはニューヨークへと戻るために会えなくなる。「In Liverpool」という曲も彼についてらしい)に由来することとか、知らない物語が加味されてとても心に沁みた。一昨年自ら命を断ったスパークルホースのマーク・リンカスに捧げられた「The Man Who Played God」はとても美しく響いていました。

20年前の横浜ではレコードどおりのアカペラで歌われた「Tom's Diner」は今回DNAによるリメイクに近いサウンドアレンジでグルーヴィーに歌われ、懐古趣味に終始しない未来に向かって進む歌にとても感動した。終演後サインをもらい『home sweet home』を渡すことができました。20年という時は長いのか短いのか、なんだかよくわからない。が、好きでいつづけることは巡り巡って自分に歓びをもたらしてくれるのだなと思った吹雪の夜だった。

Posted by monolog at 10:42│Comments(0)TrackBack(0)

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