2012年02月14日

ストロボカフェ忘備録

日曜日のこと。Contrary Paradeが主催するライブに誘われたのは昨年末のこと。ストロボカフェという場所の雰囲気が良さそうで、年始のライブをまだ決めていなかったのでオファーを受けたのだけどもその時点ではまだギターの中嶋さんの脱退ライブになることは決まっていなかった。僕は僕で会場名に託けて『neon, strobe and flashlight』という初メジャー作を全曲やることだけを決めていた。

ミニアルバム『neon, strobe ..』はトータルでも20分ちょっとのものなので、キャリアの原点を顧みる前半とソロ楽曲の後半というコントラストにしようとセットリストを作りました。「ストロボ」の歌詞にちなんでブルーのシャツで。歌っていてとても楽しかった。10代の終わりから20代前半に作った歌を38歳の経験値で歌うのはとても感慨深い。最近では1音下げて歌っている「夕暮れ田舎道」もオリジナルのキーで歌いました(若さや溌剌さが出るね)。MCでも触れたが「わかったようなことを言っちゃってさ」みたいな上から自分を見下ろしているもう一人の自分が偉そうな口を聞くのだ。

Contrary Paradeの田中さんと中嶋さんは大学時代から10数年来の付き合いだそうだけど、バンドを辞めるという決心はバンドを続けるという意地と同等の熱量を必要とするだろうな、と思いながら彼女たちの現体制での最後のライブを眺めていました。彼女たちのセットでセッションに誘ってくれて、僕はまだCDになっていない「やまびこの詩」のバンド伴奏をしてもらった。僕のデモに入っているエレキギターのフレーズをきちんとコピーしてくれているのが嬉しかった。「ビバムジカ」という曲もとてもいい曲でした。はなむけの歌だったと思います。

美しい涙も添えて、とてもいい夜になりました。満員御礼。僕を初めて知って観てくれたお客さんは13年前の歌と2012年の歌が混在するステージをどう思っただろうか。あの空間にいたみんなが何かのきっかけでまたどこかで会えたら嬉しいですね。写真を撮ってくれた亀高優子さんにも感謝。また春に会いましょう。

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Posted by monolog at 15:18│Comments(0)TrackBack(0)

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