



欲しいものがあってネットで調べていたら自分の住む街の、行ったことのない小さな雑貨屋で取り扱っているということがわかって井の頭動物園からちょっと小道に入ってお店を探していると10年住んでいるのに見たことのない風景がそこにはあった。僕は比較的井の頭通りより北側をふらふらしてることが多いのだけど公園側も静と動が混在していて面白い。昨日のような暖かい日は特に。
夕方から東京オペラシティへ小沢健二コンサート「東京の街が奏でる」を観にいった。1993年に『犬は吠えるがキャラバンは進む』というアルバムが僕の心の鐘を打ってから6度目の小沢健二コンサートでした。3時間半の圧倒的な内容を文章にすることは難しく、もう一晩くらい咀嚼して土曜日の自分のライブで感想を話そうと思いますが、東京に来て20年目の春に「東京の街が奏でる」を体験することができたことは自分史に太文字で記すエポックであるように感じました。
新宿から京王新線に乗って初台に行くまでに斜向かいにネイティブ柄のストールを巻いた女の子がいて、「ははん、あの娘は絶対オザケン観にいく途中だな」と妄想掛けゲームを楽しんでいたのだけど、会場でばったり会ったdans la nature なっちゃんの連れの友だちがまさにその女の子だった(「ちらちら見てごめんな」「わたしも山田さんだ!と思ったんですー」)、という楽しい一幕もありました。たくさんの人がちょっと泣いたりたくさん笑ったりする初台の12回分の夜であろう。
明日は等々力巣巣で安宅くんとの2人セッション。リハーサルがわりのメールでのやりとりで「バンドでやるときの感じにこだわらない新しい楽器編成でやってみよう」ということになって、僕自身がわくわくしながら歌う夜、“街に棲む音”に対峙する夜になると思います。ピアノで歌う曲も。巣巣では昼間から革細工などのワークショップもやってるし等々力渓谷もいい季節だと思うのでぜひ皆さん春に誘われてお店にお越しください。巣巣に初めて来るという方は道に迷うかもしれないことを想定して少しお早めに。
山田稔明 session series 1
“夜の科学 extra〜巣巣のさくら食堂”
4月7日(土)@等々力 巣巣
出演;山田稔明 (GOMES THE HITMAN)with 安宅浩司
18:00開場/18:30開演
3,500円(別途500円・お飲み物とdans la natureのお菓子代)
新しい試み、巣巣でのセッションシリーズを始めます。
第1回目のゲストはご存知安宅浩司氏。同い年のふたりの
息のあった演奏とおしゃべり、静かに響く歌声に乞うご期待!
ご予約方法
*メールで巣巣にて受付中(残席わずか!)
susu@susu.co.jp 宛
*タイトル「4/7ライブ」
*本文「お名前、携帯電話番号、人数」
*翌営業日までにご返信させていただきます。
*巣巣からの返信が届かない場合、お電話にてお問い合わせください。
等々力 巣巣
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3
HP;http://www.susu.co.jp/
03-5760-7020