



昨日は天気も持ちなおすかと思いきや、昼からは急に雨足が強まったり天気雨が降ったり二重の虹が架かったりする変な一日だった。引っ越して小さな庭ができてからは見様見真似で花やハーブを植えたりプランターを並べて野菜を作ってみたりして(採れるものは少ないが)休みの過ごし方が変わった。梅の木があるので6月あたりには梅の実が収穫できそうな気配もあって東京に出てきて20年目の今年はいつもとは違った春を迎えている。
中川ちえさんの2冊の本「春夏秋冬のたしなみごと」「むだを省く 暮らしのものさし」は季節の変わり目をじっと眺めてスケッチするようなエッセイ集で、読んでいてハッといろんな気づきを与えてくれる。ちえさんと初めて会ったのは2010年の秋、aalto coffeeとミルブックスとの縁で実現したアノニマスタジオでのイベントのときだったがそれからいろいろ声をかけていただきお世話になっている。先月福島あんざい果樹園での一日もとても楽しかったし、いろんなことがつながっている暮らしだなと感じた。
ちえさんは聞き上手なのだろうか、話しているうちにいろんな蛇足まで付け加えてしまう。僕がべらべらしゃべるのをニコニコ聞いてくれる。あらためて昨日の夜に2冊の本を読み返してみて梅干しのこととか糠床のこととか尋ねてみたいことがいくつもあったもで日曜日の蔵前アノニマスタジオの日に今度は僕がいろいろ質問してみよう。ゴールデンウィークも佳境、その締めくくり6日(日)はぜひスカイツリーが見えるアノニマスタジオに遊びにきてみてはいかがでしょうか。ダン・ラ・ナチュールのお菓子や札幌たべるとくらしの研究所のジャム、暮らしに取り入れたくなるようなあれこれと春仕様の音楽が並んでいるはずです。