



先週末の信州旅の備忘録。東京を朝8時半に出発するも中央道で異常な超大渋滞に巻き込まれる。松本につく気がしないほど。iPadを頼って西八王子から一度高速を降りて山を越えて渋滞回避を目論んでロングドライブ。陣馬山という高尾山と連なる山をひーひー(車が)言いながら登り再び中央道、2時間以上かかると言われた渋滞を50分で解決し松本へは会場入りの時間ぴったりに到着。
豆とコーヒー Laura店主の村岡さんはもともと音楽業界で働いていらした方、僕も2000年くらいに取材を受けたことがあり、音楽評論家長門芳郎さんとも仲良しでいろんな縁が不思議に繋がって今回のライブとなった。城下町松本の漆喰の壁にとてもよく馴染むシンプルで可愛い佇まいのお店だ。珈琲が香り、僕の今日のステージは焙煎機の前に決定。


準備を終えてちょっと松本散策。とても良い季節だ。あとで聞いたことだけどこれほど瑞々しい緑の木々はそうない、という地元の方の声。川べりで深呼吸していい気分だ。とてもきれいな藤棚が名将に愛された街の歴史を彷彿とさせる。ほんとならもっと早く着いてしっかり松本観光するつもりだったがお城もお預け、翌日へと予定をシフト。会場に戻ると満席のお客さん。
松本へは確かFMラジオ出演のためのキャンペーンで日帰りをしただけで歌を歌うのは初めて。それでもそこには僕の歌をようやく聴けた!と喜んでくれる人がたくさんいるのだな。とても嬉しくなる。この日は3月から続いた春のツアーの千秋楽だったのでここ数ヶ月のことをいろいろ考えながら思い出したくさん喋ってたくさん歌った。
「白線流し」のロケ地となった街にちなんでスピッツの「空も飛べるはず」をカバー。リンゴ農園でびっくりするほど美味しいリンゴを作っていらっしゃるというお店の常連さんもニコニコしながら聴いてくれた。個人的にはデビュー当時BMGでお世話になった元スタッフ(今は長野で別の仕事をしている)が「new atlas ep」のころの年季の入ったTシャツを着て業務用のカメラを担いで遊びにきてくれたことが嬉しかった。しっかりこの日の記録を映像に納めてくれたのでそのうち公開できるかもしれません。




