



2004年に「明日は今日と同じ未来」という曲を書いて、それはプロダクションIGが手がけたアニメ「お伽草子」のOPテーマとして使ってもらったのだけど、それは物語のストーリーや脚本を読んで書いたものではなく僕が鬱々と2001年以降の毎日を過ごしているなかで誰に頼まれるともなく書いた歌でした。今歌詞をあらためて読み返してみると厭世観が強く滲んでいるような気がするのだけど不思議なことにメロディーに乗せて歌うとポジティブな推進力を引き寄せる不思議な歌だなーと思います。
今年の初夏に書いた「あさってくらいの未来」は「明日は今日と同じ未来」と同じテーマで書き始めた曲で、映画プロデューサー氏からは「人とわかりあう嬉しさと、逆説的な切なさ」「楽しい明日よりももっと先にある不安」というキーワードとともに「星降る街」「ひそやかな魔法」の系譜に連なるセンチメンタリズム全開の曲を、とのリクエストがありました。自分で歌う曲を“依頼されて”書くというのはとても難しく悩ましく、期待に応えないといけないプレッシャーもあって疲労疲弊する。クタクタになりながら書き上げたデモを聴いたプロデューサー氏から「泣きました‥.」とメールが来たときは本当に嬉しかった。
昨日のこと、「あさってくらいの未来 EP」をまとめる作業を終え、ジャケット(的なもの)をどうするかとか打ち合わせに入っていて、やっぱりこういう物作りに関するやりとりは楽しい。表題曲を含む全5曲のセットになり、インスト曲やスキャット曲にひとつひとつ名前をつけました。9月の、夏の名残のある候にリリースになります。そしてその「あさってくらいの未来」というサブタイトルをつけた“夜の科学vol.39”を恵比寿天窓switchで。「あさってくらいの未来」はこのswitchでのライブで初めて演奏することに6月から決めていたのです。関東百景で枝分かれした流れは恵比寿で合流します。ぜひ皆さんお誘い合わせのうえご来場ください。今日の夜、9時からオフィシャルサイトにて入場予約受付開始です。
2012年9月22日(土)@恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN.COM presents
“夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来”
18:30開場/19:00開演/前売¥3,500(1ドリンク代別途)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)with
夜の科学オーケストラ(iotken 、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史)
真夏の“関東百景”でのデュオ/別編成でのセッションを経て
9月に夜の科学オーケストラは7ヶ月ぶりに恵比寿で合流します。
ーDo you remember the night of September?
それはあさってくらいの未来の話です。
7ヶ月の充電期間を経て恵比寿天窓switchでの“夜の科学”開催決定!
新しいステージをぜひ皆さんで目撃してください。配信シングル
「あさってくらいの未来」リリースも記念し新しい季節の“夜の科学”を。
*映画予告編トレイラー公開中です
本日8月8日21時からオフィシャルサイト特設メールフォームにて予約受付開始
天窓 switch
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887