2012年08月13日

茅ヶ崎nokka:夏の日の幻のような [live report]

武蔵野の宴から一夜明けて日曜日、神奈川は茅ヶ崎での初めてのライブ。夏休みで交通状況がまったく読めず、湘南に住む知人からも「東京から1時間半で着くときもあるし3時間かかってもたどり着かないときもある」と言われて朝早くに吉祥寺を出発。途中滞ったり流れたりしながら目標どおりお昼に茅ヶ崎に到着しました。天気予報は雨だったのだけど、夏らしい雲が浮かぶ晴れ間に。

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茅ヶ崎の海はとてもシンプルな風景。遊泳が禁止されているところも多く、地元の方々が日光浴に来ているくらいで人出も少なく落ち着いた海。さくさくと砂を歩いて潮風を浴びる。思えば先週はヒックスヴィルのライブで鎌倉へ出かけそこでも海を眺めたのだ。今年の夏2度目の海。

nokkaは閑静な住宅街にある、とても小さな、こだわりの美味しいビオワインを出すお店。共通の知人を介して今回のイベントに辿りついた。白い壁のキレイな店内を眺めてこの日のライブも素敵なものになるだろうという予感。お店の入り口のガラスに猫の絵を描いたりしながら準備開始。この日は14時スタートのお昼のライブでした。

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予定を上回るお客さんの数で満員御礼。この日は地元の皆さんやお店の常連さん、遠方からのお客さんも多く、個人的には高校時代に一緒にバンドをやってた友だちがあらわれたり、高校の同級生が娘さんを連れてきていたりとステージからの風景は少し不思議な感覚でした。青い空とお隣さんちの洗濯物が風に揺れるのを眺めながら歌を歌うというシチュエーション。

茅ヶ崎でライブをやるならば、とこの日のカバーはサザン・オール・スターズ。少し前に観た二階堂和美さんのカバーでその歌詞の素晴らしさを再認識した「真夏の果実」とサザンの曲のなかで一番好きな「Ya Ya(あの時代を忘れない)」を。茅ヶ崎育ちのネイティブさんたちにも喜んでいただけただろうか。2時間ライブをやっても全然暮れない空。なんだかとてもゆっくりした時間の流れでした。

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終演後はnokka夫妻と茅ヶ崎と僕を結びつけてくれた友人夫妻と一緒に美味しいワインを。気づけば赤白とかなりたくさん飲んで日もとっぷり暮れている。茅ヶ崎での暮らしなどいろいろ話を聞き、海の近い街での生活にも心惹かれるようになる。急ぐ旅でもないのだし、ということで夜の海まで出かけて、酔いもいい感じで花火。真っ暗な夜の海に潮騒の音、花火の閃光。コンバースを脱いでズボンをたくしあげ海へ。若いとは言いがたい我々の夏の青春の一コマ。とても楽しかった。茅ヶ崎で僕を迎えてくれた皆さんに大きな感謝を。

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Posted by monolog at 16:21│Comments(0)TrackBack(0)

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