2012年09月02日

tokyo night swimming [live report]




8月最後の日、金曜日のこと。とても楽しみにしていたイベント“tokyo night swimming〜夏休みの宿題を持ち寄って”が盛況のうちに終了しました。10年来の音楽仲間から「山田くんのライブをやるのにすごいく良い場所見つけたんだよ」と連絡があり燕スタジオのカフェに行ったのは7月のこと。ご飯が美味しくて「ここでなんかやりましょう!」と盛り上がり、ちょうどその頃渋谷のライブハウスでヒックスヴィル中森さんに久しぶりに会ったことから今回の10年ぶりの共演となった。

いくつになっても8月31日というのは夏休み最後の日というイメージがあって、こういうサブタイトルに。リハーサルを終えて外に出ると満月、ブルームーン。素敵な夜。開場して間もなく会場は満員の賑わい、ご飯を食べてお酒を飲んで談笑してるお客さんなどを眺めながら思ったのは「大人になってもみんな子どもだな」ということ。DJ陣は僕の好きなR.E.M.をプレイリストに入れてくれたり、いい音楽をたくさん回してくれました。

果たしてライブ第一部の始まり。中森さんとは10年前からAMERICAの話で盛り上がり「今度やろうよ!」と言ったままになっていたから今回ステージで「名前のない馬」「金色の髪の少女」「ヴェンチュラ・ハイウェイ」と3曲も共演できてよかった。中学生から聴いている歌をとても気持ちよく歌えました。3分の歌を5曲の第一セットなのに40分も。饒舌になりすぎました。

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そして第二部は僕の最近の曲にギターを添えてもらう。中森さんはアメリカンなプレイヤーだと僕は思っていて、中森さんならどんな光を当ててくれるだろうかと選曲、とても新鮮。「光と水の新しい関係」のギターソロかっこよかったな。「光の葡萄」もずっと終わらないでほしいと思った。

数日前に僕の家で打ち合わせをしたときに「手紙でも書こう」という、ファッツ・ウォーラーの「I'm Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter」に中森さんが日本語詞を書いた曲をリクエストしたのだけど、「それより演りたい曲があるんだよ」と持ってきた歌が(中森さん曰く)C級サーフィン映画「FOLLOW ME」のなかの「Thru Spray Colored Glasses」、「夏の終りに」と改題されて日本語詞をあてた歌を、なんと会場に遊びにきてくれたヒックスヴィル真城めぐみさんのボーカルで。

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真城さんと中森さんと一緒にステージにいるのはとても幸せだ。ふたりが喋ってるのを見てるだけで楽しい。奇しくもこの日は小沢健二『LEFE』という稀代の名盤が発売されてちょうど18年という日だったのだけど、その中から「いちょう並木のセレナーデ」を一緒に。10数年前に高円寺のSALON/by marbletronにヒックスヴィルを招いてイベントをやったとき以来、ブルームーンの夜に魔法のような時間でした。

終演後も音楽は止まず、美味しいご飯を食べながら夜遅くまで。僕だけが幸せな思いをしてるのでは?と不安だったのだけど、お客さんもみんなニコニコしていたし、空間を提供していただいた燕STUDIOのスタッフの皆さんがみんなとても楽しんでくれたことも(ひとりのスタッフ君は「饒舌スタッカート」の頃カレッジレディオジャパンのラジオで僕と会ったことのある子だった)とても嬉しかったのです。

ほんとにこの夏は毎度毎度スペシャルな週末、長くて短くて密度の濃い8月。中森さん、真城さん、そして関わってくださった仲間と足を運んでくださった皆さんに心から感謝。そして9月も物語は続いていきます。

Posted by monolog at 10:46│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
お疲れ様でした!

アメリカのカバーを3曲も!素敵です。聴きたかったです・・・(TT)
Posted by りーな at 2012年09月02日 21:49