2012年09月05日

新しい歌をReleaseする




あらためまして、春から夏にかけて瞬発力と持続力を駆使して取り組んできた「あさってくらいの未来 ep」の、各音楽配信サイトでの配信がスタートしました。僕はiTunes Storeで購入する方法にしか詳しくないのですがコンピュータで、携帯で、皆さんに楽しんでもらえていたら嬉しいです。「あさってくらいの未来」の曲中にいろんな風景があります(ドラムの音像で切り替わります)。まだ見ぬ少し先の世界を思いながら作った歌です。

M-2「dejavu song」はトイピアノと2本のアコースティックギターとクリック音みたいなノイズで作った、どこかで見た物語の始まりみたいな感じの曲です。M-3「springtime waltz」は古道具屋で買った電子オルガンとマンドリンとバスハモニカとピアニカと笛、鉄琴。楽しい録音でした。春のイメージのワルツ。M-4「after school scat」、実は大学生の頃作ってその後ずっと忘却の彼方にあった「sonic dinosaur valentine」という曲のイントロを奇跡的に思い出して、それをループさせました。M-5「day after tomorrow」はバンジョーと木琴とピアノ、そしてスキャットで。あさってのことを考えながら。5曲、何回も聴いてもらえたら嬉しいです。

僕は歌詞を目で追いながら音楽を聴くのが好きなので、それができるように歌詞をここに掲載します。何回か聴いてメロディや言葉に馴染んできたら皆さんも小さな声で、声なき声でぜひ歌ってみてください。そしたら僕の手を離れてみなさんの歌になります。それを僕は “release=音楽を解放する” ことだと思って音楽を作っているのです。


あさってくらいの未来_S


iTunesのサイトへ

Posted by monolog at 08:33│Comments(3)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
ずっとリピートして聴いています。

今日のこのブログを読んで、私がなぜこんなにも山田くんに、山田くんの楽曲に惹かれるのか、その答えを得ました。

「歌ってみてください。そしたら僕の手を離れてみなさんの歌になります。それを僕は “release=音楽を解放する” ことだと思って音楽を作っているのです。」

これが、山田くんの歌の「普遍性」のもとだ。

“カチッ”と、ピースがはまりました。
そして、また泣いちゃいました。

もうおばさん、涙もろくてww




「うれしい」や「かなしい」じゃなんにも伝わらない
そんな気持ち 複雑な感情

「愛しい」や「恋しい」や大げさな愛の誓いじゃ言えない
あいまいな感情

もどかしい、もどかしい、本当に言葉にできない気持ち。
わかりあえたらどんなにか。




ところで、「僕がもう一度だけ空を飛べたら」
ということは、
「僕」はかつて、空を飛んだことがあるってことですね。
とてもとても、興味深いです。

Posted by りーな at 2012年09月05日 10:03
追伸

私も歌詞を見ながら歌を聴くのが好きです。
腰を落ち着けて聴くときは、ジャケットや、ライナーノーツや、クレジットなどを見るのも。

配信だと、それができないのがとても淋しい。
最近はライナーノーツもなくなっていますけれどね。

なので、山田くんが各曲のライナーノーツ的なつぶやきをしてくれたことや、こうして歌詞を公開してくれたことが、とてもうれしい。
しかも自筆なので、字体やインク(万年筆かしら?)の色などから、曲のイメージがさらに広がります。

どうもありがとう。


長々と失礼しました。
Posted by りーな at 2012年09月05日 10:11
素敵な歌詞ですね。
読んでいて、なぜか、作家・開高健が生前好んで色紙に書いた次の言葉を思い出しました。

「明日、世界が

  滅びるとしても

今日、あなたは

  リンゴの木を植える」
Posted by 生産管理システム研究者 at 2012年09月05日 23:19