

久しぶりに音を鳴らしてみてやはりレストランのやの音の響きは特別だなーと感じた。疲れが吹き飛ぶ響き。いつもたくさんのお客さんを集めるここでのライブだけれども、今回は特に椅子の数が多くお客さんとの距離が近い。ライブスタートまでの間に美味しいスイーツを食べて元気が湧いてくる。ここで歌うのと同じくらい食事するのが楽しみなのだ。夕方5時から始まるライブ、これは遠方からくるお客さんのためでもあるし、終演後にたっぷり大騒ぎするための時間設定でもある。果たして、開演。


9月の歌「harvest moon」からスタート。「どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと」はとても軽快なフォークソングなのだけど、曲間ずっと手拍子するにはせわしない歌かもな、と前日に感じて修正。驚くほどたくさんのお客さん、多分初めての方も多かったと思いますがいい緊張感がありました。昨日カポウさんたちと歌ったS&G「AMERICA」をもう一回やりたくなって急遽歌う。僕が英語を好きになった頃からずっと聴いている曲。
恒例の「日向の猫とチャーリー・ブラウン」のラララのコーラス録音。軟石作りの壁に柔らかく反射する声がとてもきれい。後半になって一段と空間の空気がリラックスしたかなと感じた。「あさってくらいの未来」のようなバラードを弾き語りするのはなかなか骨の折れることなのだけど、前日もこの日もとてもスッと歌が前に飛んでいって気持ちよかった。皆さんの耳や体にもスッと入り込んでいたらいいな、と思う。

札幌2日間、まったく違う音環境と空間でそれぞれのステージに特化した歌が歌えたように思います。いつもこうやって北の大地で2公演やらせてもらえて、そこにお客さんが来てくれることがとても嬉しいです。ファンやお店、有志スタッフの皆さんの心強いサポートに心から感謝。僕が投げる言葉とメロディを受け止めてくれる皆さんがいてとても幸せです。また春が来るまでに歌いにいくつもりです。そして真夜中までのやで美味しいご飯とお酒、楽しいおしゃべり。ありがとうございました。



