2012年10月12日

渋谷の谷をあっちからこっちまで



昨日のこと。朝から午後まで録音と編集作業。やってもやっても終わらない作業。最近は午前中からコンピューターに向かっていることが多いがすぐ午後三時とかになっておなかが減っているのだ。傍らにはこないだ古本で見つけた「サンフランシスコ 旅の雑学ノート」という本、1979年に出たガイドブック的な本なのだけど、これが文章から挿絵、写真まで気が利いてて面白くて読みふけってしまう。旅を欲する気持ち。

渋谷ヒカリエにほぼ日WEB SHOP出張所ができて、そこでイラストレーターの福田利之さんがコーヒーを淹れているというのでマスタリングの終わった『Christmas Songs』の音を渡すべく出かけた。「カッパとウサギのコーヒー屋さん」の山下さんと揃って美味しいコーヒーをサーブしてくれました。山下さんともご挨拶できてよかった。それにしてもヒカリエ、行ったのは2回目だけど、楽しい。あれもこれもと目移りしてしまう。コンランショップは眺めて歩くだけでいろんなアイデアが湧く。何時間も過ごしてしまう。

渋谷の谷を降りてまた登って、いつものレコード屋で(おそらく)すごい形相でパタパタとやっていたたフと男の子と目が合う。「ブレント?」そこにいたのはThe Fairwaysのブレントだった。会うのは多分2001年以来?場所はサンフランシスコのライブハウスで僕がGo Betweensを観にいったらオープニングアクトがブレントが在籍するAisler's Setだったのだ。鳥肌のたつ思いで近況を報告しあい、彼は今ドイツに住んでいて束の間の来日中だと言う。ブレントは変わってなかった。僕はどうだっただろうか。

吉祥寺まで混みあう井の頭線の帰り道で浮かんだのはサンフランシスコの金門橋からの夕焼けと人通りの少ないスリリングな夜のダウンタウン。脳裏で鳴っていたのはジャングリーなGo Betweensの音楽だった。嗚呼、サンフランシスコ、旅を欲する気持ち。

Posted by monolog at 09:04│Comments(0)TrackBack(0)

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