







ツバメコーヒーでのライブが終わった後、アートディレクターの大塚いちおさんとアアルト庄野さんと座談会をして、そのあと美味しいご飯とお酒に深い時間まで酔いしれた翌日の話。抜けるような青空でテンションがあがり、新潟の皆さんにお薦めされていた弥彦山へ登る。もちろん手段はロープウェイ。東京スカイツリーと同じ634メートルの山ということでしたが「スカイツリーは634mのところまでは登れないでしょう?」という優越感がこの山には、ある。
果たして登りつめた頂きからは山も街も海も佐渡島も見える。これをスケッチしようと思ったら青い絵の具がまるで足りない。完璧なロープウェイ、さらにそこからクライミングカーとパノラマタワーという2つのアトラクションがあり僕の興奮をあらわそうしとしても未だ言葉が足りない。また別のところで原稿を書きたいと思います。ここ数年の“足で登らない山登り”史上、心のベストテン暫定第一位はこの弥彦山ということになりました。
寺泊港のほうへ走って夕刻迫る海を見て、青とオレンジのせめぎ合う空気を目に焼き付けながら「ああ、この風景を瞬間パックできたらいいのに」と思う。いつぶりかわからないくらいに久しぶりに来た新潟は今までの僕が知らなかったとても素晴らしい街でした。また行きたい。へぎそばも食べられなかったし、お酒だってまだ飲み足りない。いい時間を本当にありがとうございました。



