







札幌からお世話になっているレストランのや/プー横丁の娘Sちゃんが東京にやってきた。のやで去年までバイトしていたYくんが山梨の旅館だったスペースを借りてギター工房を作ったという話は聞いていたが、せっかくなので一緒に見にいこうということになり吉祥寺駅で待ち合わせて中央本線の下り電車に乗りこみました。
山梨と言っても神奈川との県境の上野原、電車に乗って45分で到着。しかし目の前に広がる景色には旅情がありました。急な勾配の石の坂道を登って辿り着いた工房はまるで秘密基地のようで、映画「グラン・トリノ」でコワルスキー(イーストウッド)が築き上げたガレージを思い出させた。これからメンテナンスされる数々のギターや楽器、ビザールなものも転がるワクワクするような空間でした。
廃墟にも似た手に負えないほど広いスペースを案内してくれながらYくんの話すことは「これから先」の話ばかりでとてもキラキラしていました。こんなに近いなら僕の楽器もいろいろやってもらえるなと思いながらまた45分かけて吉祥寺へ戻る。すっかり旅気分の一日でした。ギター弾きの皆さん、興味あれば紹介するので連絡を。