昨日のこと。イトケンさんに誘ってもらって吉祥寺バウスシアターで「月世界旅行と相対性理論」を観た。数年前にSF映画の歴史を辿るドキュメンタリーで荒れた白黒映像での「月世界旅行」の断片を観たことがあったのだけど、現存しないと思われていた1コマ1コマ手作業で色付けしたフィルムが発掘され最新デジタル技術で復元された、というワクワクするような話。その映像に相対性理論が生演奏をつけるという、ライブ。
やくしまるさんの朗読から始まって即興演奏、そして演奏された「ムーンライト銀河」。あっという間のような、永遠のような。通路までびっしり人で埋まった劇場。こないだのZEPPのときよりも距離が近いからか、音と声がすぐそこにあるような、素晴らしい空間芸術。110年前の色つき映像、心が震えるような吉祥寺の夜でした。