2012年12月05日

声をあつめにゆく福岡ツアー【DAY1;2012.12.1】

急なドタバタのなかで決まった福岡でのライブ。『Christmas Songs』のジャケットを描いていただいた福田利之さんの福岡での展示とワークショップの報を見て(これも相当忙しい告知だった)自分の手帳を見たらちょうどその週末だけ空いてる。そこで「福田さん、僕も行く!」と連絡しチケットを取り、それからライブ会場を探したという経緯でした。いつもお世話になるカフェテコは年末の予約ディナーのためスケジュールあわず、岩瀬敬吾くんからタロカリというカフェを繋いでもらって開催された夜でした。

朝5時おきで飛行機に乗り富士山を見下ろして始まった旅。30分早く着いた福田さんと会場のガッシュで合流。真っ白な壁、日光が差し込むスペースは洋服屋さんらしい気遣いできれいにディスプレイされていました。ワークショップスタートまでの間に博多駅近くの「うどん平」という有名店に並ぶ。絶品で疲れも飛びました。キャナルシティに飾られているtupera tuperaプロデュースのツリーを見上げついに12月が始まったことを再確認。




ガッシュでの福田さんの展示とワークショップには遊びにいくだけのつもりだったのが「ぜひ演奏を!」ということになりワークショップ終盤のブレイクで4曲も歌わせてもらった。お店のスタッフの皆さんが優しくて地元に「おかえり!ゆっくりしていかんね」と言われている気分に。福岡でのイベントが初めてだった福田さんも相当いい気分で過ごせたのではないかと思います。CDもたくさん買っていただいたみたいで、なんだか恐縮する。実はガッシュは福岡に来たときにいつも回る洋服屋エリアにあり、立ち寄ったことも何度もあるお店でした。また必ず再訪を。

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バタバタと片付けてワークショップを締めくくろうとする福田さんに手を振り夜のライブ会場であるタロカリへ。歩いて5,6分の近所だったのだけどガッシュのスタッフの方が車で荷物含めて運んでくれて感謝。到着するとそこはタイニーな心地良いサイズのカフェ。夜に店開くコーヒーショップというコンセプト通り、近所にあれば真夜中にふらっと気分転換に来たくなるようなお店。音の響きも良くテンションもじわじわと高揚。

開場が始まると僕はふらふらと街を歩き、ボーダーラインという中古レコード屋へ。高校時代に何度ここでレコードやCDを漁ったことか。もう20数年前の話。師走の福岡の夜は賑やかでそこかしこからクリスマスソングが聞こえてくる。2週間かそこらの告知期間にも関わらず会場はお客さんでいっぱいになっていた。中学時代の同級生も駆けつけてくれた。忙しいなか福田さんも顔を出してくれて嬉しかった。1年8ヶ月ぶりのライブスタート。

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前回福岡に来たのは去年の東日本大震災あとの4月。東京が節電で真っ暗な季節にきらきらと元気な天神の街を見て元気が出たことを思い出す。この日は地震後の夏に書いた新しい曲を初めて福岡で演奏する。曲にまつわるお話もたくさんしゃべった。お客さんみんなニコニコしていて多分僕もニコニコしていただろう。終演後に同級生のてっちんから「山田、おい『光の葡萄』で鳥肌たったと!めっちゃよか曲やん!」と言われてすごい嬉しかったな。

大分や鹿児島、熊本から駆けつけてくれた人たちもいた。九州出身なのに僕はほとんど福岡以外の街で演奏したことがないのだ。来年はなんとしても九州ツアーをやりたいな。福田さんの展示会場で流れていた『Christmas Songs』で前日に僕を知ってガッシュでのミニライブ、そして夜のライブに来てくれた方もいらっしゃった。「多分わたしが一番新米のファンです」と。持っていったクリスマスコーヒー缶は完売、CDもたくさん皆さんのうちに旅立っていきました。

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終演後は博多阪急で張り子の実演販売で来福していたfishing with john五十嵐くんと(大阪に続き)合流。僕の同級生と一緒にモツ鍋パーティー。九州弁で思い出話をしゃべり続け、しまいには五十嵐くんに対しても「なんば言いよっとか、おま」と話しかける僕を彼はどのように眺めていたのだろうか。夜の科学のときに話題となるでしょう。楽しい夜でした。そして、死んだように寝て夜明け。

Posted by monolog at 09:24│Comments(0)TrackBack(0)

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