2012年12月19日

2012年まとめ始め



先週12日に人気声優細谷佳正さんと増田俊樹さんによるユニット“Max Boys”の1stアルバムが発売され、そのなかの先行シングルである「HEART & SOUL」と新曲「ハートブレイカー」を提供させていただいた。「HEART & SOUL」は勢いのあるギターポップで「ハートブレイカー」はあまり自分では歌わないタイプのしっとりしたマイナーキーの、ライトなR&B的なアプローチも新鮮な曲。どちらもトラックメイクをここ数年の共同作業パートナーYamachiさんが担っています。好評で嬉しい。自分の歌を違う人の声で(それも声の専門家おふたりに!)歌ってもらうことは喜び。

今年はラウンドテーブルの北川くんとの作業から始まった。彼のデモに僕が歌詞を書いてやりとりしたものがアニメ「謎の彼女X」のオープニング「恋のオーケストラ」/エンディング「放課後の約束」と昇華し驚くほどの高評価を受けたのでした(そのフルバージョンは現在iTunesで購入可能です Link)3月にリリースされた中島愛さんの『Be With You』というアルバムでは「金色〜君を好きになってよかった」で菅野よう子さんのメロディに歌詞をつけさせていただいた。ラスマス・フェイバー氏のアレンジで8分を越える壮大な世界観を持つ楽曲になっていて感動しました。

1月に大好きなチャット モンチーへのインタビューと原稿執筆の機会をいただき(バンドを脱退した高橋久美子さんとその後秋に作詞ワークショップ、という繋がり)、ビーチ・ボーイズ来日公演のウェルカムコメント執筆、ボーダーの本(「シンプルに暮らす人の定番ボーダー」)、猫本(「CDジャーナルムック ねこみみ〜猫と音楽」)への寄稿、ジョー・ヘンリーとリサ・ハニガン来日公演に寄せての記事をFIGARO JAPONに書き、チャット『変身』レビュー、もうすぐ出るであろうシカゴのSSWアンドリュー・バードの『ハンズ・オブ・グローリー』日本盤の歌詞対訳、とたくさん文章を書かせていただいた1年でした。来年もいろいろやりたい。

夏をかけてずっと作業していた結果として9月に「あさってくらいの未来 ep」で映画主題歌と劇中音楽を配信リリース、11月には初めてのクリスマス・アルバム『Chrismas Songs - standards and transfers』をCDリリース(iTunesやレコチョク、VAP@mobileなどデジタルリリースも平行して)。デビュー前の若いシンガーのプロデュース作業も夏から続いていて、これは来年花開くでしょうか。いつもよりアウトプットが多い2012年となり、今年もあと2週間弱となりました。

皆さんにお約束していた新しいソロアルバムはついに今年じゅうに出せませんでしたが、ここ数年の集大成のような、キャリア最高傑作の1枚になる予感が。年内のライブもあと3本となり、今週末からの四国瀬戸内の旅の一瞬一瞬を楽しもうと思います。とても忙しく楽しかった今年よりも来年のほうが充実して面白くなりますように。

Posted by monolog at 09:43│Comments(0)TrackBack(0)

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