2013年01月17日

心は穏やかに閉じてゆくのか



昨日のこと、映画「ムーンライズ・キングダム」の試写会へ。とても楽しみにしていた映画、期待に100%こたえてくれる完璧なウェス・アンダーソン・ムービー。黄色味の効いた映像は1965年という時代設定をジャストミートしていた。「ライフ・アクアティック」も「ダージリン急行」も「ファンタスティックMr.FOX」のいいところ全部入りという感じ。2月に公開されたらまた観にいきたい。

どうしても用事があって雪かきをして車を車庫から出した(念願の長靴を買った。これで雪の日に出かけられる)。凍結したアスファルトが危険。東京の街はまだまだ雪だらけだ。道も混んでいるし電車もおぼつかない。都市の脆弱性と人間の心理。不謹慎かもしれないがこの心が揺れ動き体がこわばる感覚は去年の震災のときの雰囲気に通じるなと思った。

そして今日は阪神淡路大震災から18年、大学生の僕はその日はバンド練習の日で、終わってみんなでご飯を食べながら静かにテレビのニュースを観ていたことを憶えている。自然災害を目の前にしてわれわれはなすすべもなく立ち尽くすということを繰り返す。皆さんの心が穏やかな今日でありますように。

Posted by monolog at 10:06│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL