2013年03月04日

サリンジャーとばあちゃん



昨日は朝から断続的に終日録音作業。3月3日はひな祭り、そして3年前からはうちの母方のおばあちゃんの命日になった。うちのおばあちゃんはJDサリンジャーと同じ1919年(大正8年)生まれで、同じ年に91歳で亡くなる。子どもの頃に見たおばあちゃんの元気さを思うと早くに隠遁したサリンジャーの未知の姿を夢想してしまう。天気の良い日はニャーニャーと外へ出たがるのに曇り空と雨の日には寝床から起きてもこない老猫(♀)を眺めながらばあちゃんのことを想う3年目の3月3日。

夜にNHKスペシャル「“命の記憶”を未来へ〜震災ビッグデータ」に見入って物思い、そして真夜中にTBSテレビの「kesennuma voices 特別編」という番組を観て静かに感動した。気仙沼の彼らはどうしてるだろうか。陸前高田で僕のCDは鳴っているだろうか。あれから2年経って変わるもの、変わらないもの。2年や3年はあっという間に過ぎてしまうのにその時間にわれわれは何を為すのだろうか。

Posted by monolog at 09:32│Comments(0)TrackBack(0)

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