2013年04月06日

10年という時間



昨日のこと、吉祥寺にあるギャラリーfeveが10周年を記念して美味しいものを集めた展示をやっているというのを知り出かける。イラストレーター福田利之さんの展示を初めて観たのもこのスペースだった。その福田さんはお客さんにコーヒーを淹れて振舞っていらっしゃった。オカズデザインのトマト漬けや鶏味噌、いろんなお菓子屋さんの美味しそうな焼き菓子などであふれる空間。吉祥寺界隈に住み始めてもう12年になるがfeveに通うようになったのはここ数年。地下のパン屋ダンディゾンとともにこれからも暮らしに彩りを与えてくれそうで心強い。

ここ最近10年とか25年とか30年とか、そういうアニバサリー的な区切りに出会うことが多い。例えば擦り切れるほど聴きこんだレコードのことを思い出しプレイヤーに乗せてみると25年前にリリースされたものだったり、「ああ今日はカート・コバーンの命日だ」とかけたCDが20年前に出たものだったり。ふと気づくとつい最近の作品のように思える『omni』から10年経っていたり、もっと言えば今年はGOMES THE HITMANというバンドを作ってから20年目だったりもする。そしてそれらは一瞬「あっという間だったなあ」とつぶやかせたりするような驚きなのだけど、よくよく考えると全然あっという間なんかではなくて、それだけの時間・分・秒をかけて今に至っている、ということに改めて気づく。

来月5月3日は巣巣の10周年記念のイベント。初めて巣巣に行ったのは 2010年の秋でその暮れには初めてのライブをやっていた。穏やかな家具のお店だった巣巣が今では月に何本も盛況なライブをやるようになったきっかけのひとつは自分だったかもしれない…という責任を感じつつも、楽しく活発で刺激的な交流の場たる巣巣の今の姿を嬉しく思っていたりもする僕は、去年からみんなと同じように巣巣コミュニティに迷い込んだ高橋久美子ちゃんを誘って音楽と言葉がひらひらと交錯するようなライブを。

僕は今年30歳になった2003年からいよいよ10周年なのだな・・・などと考えて春の嵐を待っているところだ。


LIVE INFORMATION 2013 early summer

5月3日(金祝)@等々力 巣巣 “cottonnoha” with 高橋久美子
5月11日(土)@ “森、道、市場 2013
5月12日(日昼)@京都 SOLE CAFE “バンドワゴンの午後”
5月12日(日夜)@大阪 雲州堂 “バンドワゴンの夜”
6月2日(日)@恵比寿 天窓 switch “夜の科学 vol.41”

www.gomesthehitman.com


Posted by monolog at 09:27│Comments(0)TrackBack(0)

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