2013年04月09日

音、オト、おと



昨日のこと、午後から出かけて手塚さんとマスタリングに関する実験。Aの音とBの音を聴き比べて「うむうむ!」と唸る。ギリギリまでこだわる今回のCDは今までよりも“想い”の密度が濃いような気がする。『pilgrim』も『home sweet home』も音が良いと褒めてくださる方が多かったのだけど、今回のレコードはすべての曲をエンジニアの手塚雅夫さんにミックスを委ねたので思い残すことはない。

夜になってヤマチさんのBlack Cherry Studioへ。佐々木真里さんと一緒にオーケストレーションのダビング作業。真里さんに書いてもらったスコアで、1stバイオリン、2nd、ビオラ、チェロ、ピチカートと弦楽器を重ねていく。人数を増やしたり部屋の大きさを試行錯誤したりを真夜中まで。これですべての楽器が録音された。鳴らされるべき音が鳴らされた。完成までもうすぐ、もう少し。

6月夜の科学41はたくさんのお申し込みをいただき受付開始から24時間を待たずにソールドアウトとさせていただきました。夏以降またたくさんいろんな街まで歌いにいきたいと思っています。新しいレコードは僕をまた旅路に引き戻す。それはとても心地よいルーティーン。またあの店に行って歌いたい、行ったことのない街の知らないお店と出会いたい、いろんなことを考えながら春の終わりを睨んでいるところです。



Posted by monolog at 10:40│Comments(0)TrackBack(0)

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