2013年05月02日

詩人の血



昨日のこと、朝からハンドメイドジンMONOLOGのための諸作業とライブの準備。お昼に巣巣から10周年記念文集が届く。僕も寄稿した冊子、たくさんの人の10年についての言葉が書いてあった。明日のライブで共演する高橋久美子氏は詩と写真を添えていて、それがとても力強い感じで読みふけってしまった。とても丁寧に作られているのでぜひとも巣巣にお立ち寄りの際は手にとってみてもらいたい。

夜から出かけてその久美子ちゃんと打ち合わせ。今回巣巣10周年のためのライブを“cottonnoha”と銘打ったのは一回限りの対バンイベントではなく言葉(朗読)と歌が入り乱れるような新しい試みを企てたかったからです。「詩はすべて紋章。故に詩人の血と涙の解読が必要である。」とジャン・コクトーは言う。言葉の力というのはみんなが知っているとおり本当にものすごいもので刃にも盾にもなる。一回目の明日5月3日は手探りで静かな海に船を浮かべて進水させるような、帰り道に明朝体の言の葉が頭上から降ってくるような夜にしたい。会場の皆さんにも手伝ってもらいながら。

そして帰ってきて新しいMONOLOGが完成。まるごと1冊『新しい青の時代』についてのMONOLOG。3年ほどを振り返る超長文を一晩で書いた僕の執念もアレだが果てなく続くのではないか…というくらい長い『新しい青の時代』インサイダーコラムを書き散らしたfwj五十嵐くんもどうかしている。初回封入特典として言葉のアルバム(コトバム!)『山田稔明は何者で、どこから来てどこへ向かうのか』がついています。ライブ音源を含む全10曲25分の、前代未聞という感じの語り下ろし。明日の巣巣、そして5月のバンドワゴンツアー会場で販売します。お祭りの前、学園祭直前みたいな浮き足立った気持ちで僕はゴールデンウィークを過ごしていますが、まずは皆さま明日、巣巣で合流しましょう。



2013年5月3日(金祝)@等々力 巣巣
巣巣10th Anniversary live
山田稔明 x 高橋久美子
“cottonnoha”


18:30開場/19:00開演
3,500円(dans la nature お菓子付き)
出演;山田稔明(シンガーソングライター)
高橋久美子(作家・作詞家)

巣巣の10周年をお祝いして音楽と朗読のコンサートを開催します。
洗いざらしの木綿のような言葉のひとひらをお持ち帰りください。

入場予約は4月12日11:00から巣巣HPにて受付
巣巣
〒158-0082 世田谷区等々力8-11-3 岸本ビル1F
電話 03-5760-7020




Posted by monolog at 09:39│Comments(0)TrackBack(0)

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