



昨日のこと、お昼から出かけて、まず吉祥寺で自転車を停められないほどの人の賑わい。「こ、これがゴールデンウィークというやつだな…」と怯みつつ、新宿へ。歩行者天国を歩くなんていつ以来だろうか。伊勢丹「おへそ的買い物のすすめ」展、ここでアアルトコーヒー庄野さんがコーヒーを淹れているというので会いにいく。奈良からバームクーヘンのデルベアさんもいらっしゃっていて久々の再会(デルベアのバームクーヘンが今売ってる週刊文春で紹介されてた)。庄野さんはキラキラした伊勢丹のフロアでキラキラとコーヒーをサーブしていた。
吉祥寺に戻ってマスタリング・エンジニア石橋さんと待ち合わせてお茶。『新しい青の時代』のことで最後まで本当に献身的に僕のノイローゼにも似たあれこれ相談を聴いていただいた。「ずっと聴いているけどこ最初から最後までずっと良いね!」と嬉しい言葉。久しぶりに夕飯を食べにカフェ長男堂へ。タフな外食が続いていたのでおうちのご飯のような定食がとても沁み入った。帰宅後夜9時くらいから泥のように眠り、気づいたら日付が変わっていた。
読みかけの本を開いて、調子が乗ってぐんぐんと指がページをめくっていく。村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読み終える。先日の巣巣の打ち上げでも村上春樹の話題になり、そこにいた50%の人が読んでいた本。爽快な読後感、さらなる展開すら想像させる。そしてまだ眠れず読みかけの保坂和志「考える練習」も読み終える。こちらも頭が活性化させられるような文字通りの内容。レコーディングが終わったら、と楽しみにしていた楽しみの終わり。そして咀嚼の始まり。これでようやくダニエル・ラノワ「ソウル・マイニングー音楽的自伝」に手をつけられる。これも言葉のつまった分厚い本、わくわくする。