2013年05月05日

巣巣10周年記念ライブ “cottonnoha”

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お世話になっている家具と雑貨のお店巣巣の10周年を祝うイベントを作家・作詞家の高橋久美子さんと。僕は1月以来の、そしてアルバムが完成してから初めてのライブでした。巣巣に着くと消しゴムはんこ作家のnorioさんの実演で賑やか。イベント直前の夜に朗読の合唱をしよう、ということになってその練習を久美子ちゃんと僕、dans la natureなっちゃんと巣巣岩崎さんで。まずは僕の弾き語り、“10年”ということを脳裏に置いて眺めながらの2時間。

久美子氏を呼び込んで、彼女の詩の時間。トークショーで何篇か朗読するときよりももっとたっぷりと時間をかけて朗読してもらった。iPad miniを駆使した場面作りなどもとてもよくて、ピアノのイシカワアユミさんとの即興、僕もギターで加わっての音楽と言葉のコラボレーションも楽しかった。会場のお客さん(期せずして全員男子)を巻き込んでの詩の輪唱とでも呼べそうな新しい試みも新鮮。なっちゃんと岩崎さんと4人での朗読も心地良い緊張感がありました。

後半の演奏で僕は10年前に書いた「千年の響き」という歌を歌った。「落書きは街の刺青、僕はまた遠回りして帰る/見上げた煙突と空、煙と雲が溶け出してく」という歌詞は10年よりもちょっと前に暮らしていた池袋の風景描写だった、と思い出した。新しいアルバムの曲と古い過去の曲を織り交ぜると自分の変わったところと変わらないところがコントラストとなって浮かび上がる気がしました。久しぶりのステージ、少し照れくさいようなそんな空気感のこの日一日を支配していた。

終演後、物販でのサイン会のときに「あの曲はアルバムには入らなかったのですね…」とか「◯◯が入って嬉しいです」とか、みんなの声を聞く。あの曲が入ってあの曲が入らなかったのは単純にボツというわけではなくて理由があることを、CDを聴いたらわかってもらえるだろうか。巣巣で軽く打ち上げ、巣巣の誕生日と元スタッフへのおめでとうサプライズを。巣巣10歳おめでとうございます。ご来場の皆さんにも感謝。ライブで僕が歌ったさだまさし「Birthday」の話からなぜか「鶴瓶の家族に乾杯」で誰のときがグッときたか、という話題で大いに盛り上がりながら真夜中の家路へ。

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Posted by monolog at 21:19│Comments(0)TrackBack(0)

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