2013年06月11日

39歳、20歳、14歳



昨日のこと、引き続き果てしなく続くCDの発送作業をひとやま送り出して、ぼんやりしたりシャキシャキしたり。特に予定のない日だったが急展開で大学時代の友人の新宿で飲むことに。来週末からのツアーが始まったらあっという間に2ヶ月くらい過ぎるはずなので今のうちに会いたい人に会い、行きたい場所にいかなくては。ということで夕方から何ヶ月ぶりかの新宿の街へ。

新宿のDEAN&DELUCAを覗いて、aalto coffee and the roosterのサマーブレンド“new blue period=新しい青の時代”が売られているのを確認してほくそ笑み、スタスタといつものコースを歩いてレコード屋巡りを時間をかけて。僕が中学生のころ初めて自分のお金で買った洋楽CDはTHE HOOTERSというアメリカのバンドの『One Way Home』というやつなのだけど、ライナーノーツに記されていた彼らのデビュー前の自主制作盤を聴いてみたいとずっと思っていたのだけど、その1983年の『AMORE』(おそらくドイツ盤)をセールの箱のなかに見つけた!25年後しに出会ったのだ(100円!)。気分が乗ってきてありとあらゆるエサ箱(レコ屋の安いセール品をいれた段ボールをそう呼ぶ)を見尽くし素晴らしい成果。

あっという間に夜になって、大学時代の九州出身の友人と、そこに急遽参加することになった友人と3人で飲み笑い語らう。みんな40歳周辺のおじさんだが中2の頃の話でえらく盛り上がった。あらためてウィキペディアで中二病について調べてみるとその症状は...


*洋楽を聴き始める。
*旨くもないコーヒーを飲み始める。
*売れたバンドを「売れる前から知っている」とムキになる。
*やればできると思っている。
*母親に対して激昂して「プライバシーを尊重してくれ」などと言い出す。
*社会の勉強をある程度して、歴史に詳しくなると「アメリカって汚いよな」と急に言い出す。


とあって、われわれにはすべて思い当たるふしがある、はずだ。僕は中2でR.E.M.と出会ってから解散した今もなおずっとR.E.M.を追いかけていて、本当にコーヒーが美味しいと思うようになったのは実は数年前くらいなのかもしれないし、今でもある程度はやればできると思っていたり、アメリカは大好きだけどグローバリゼーションは嫌だ、などと逡巡したりして。39歳(今)と20歳(大学時代)と14歳(中2)とを行き来する楽しい夜であった(こないだは高校時代の同級生との集合だったので「40歳と17歳の狭間で」だったのだな)。

Posted by monolog at 11:11│Comments(0)TrackBack(0)

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