2013年07月24日

全世界同時公開の「SPRINGSTEEN&I」を観た



昨日のこと、昼前から半蔵門TOKYO FMまで出かけてお昼すぎからのJFN系22局ネットの番組「ONCE」に生出演。事前に10の質問がありそれを矢継ぎ早に答えていったり、お昼の情報バラエティらしい軽快な番組で短い時間を楽しみながら過ごせた。あんまり普段触れることのない、習慣にしているチベット体操や健康管理の話題もしゃべった。「一角獣と新しいホライズン」「月あかりのナイトスイミング」と2曲もオンエアしていただき嬉しい。この番組への出演の手筈を立ててくれたのかつては足繁くライブに通ってくれたファンで、その後ラジオ制作会社でディレクターをするようになった女の子。こんなに嬉しい繋がりはなかなか得がたいものだ。

この日は猛暑日で、蒸発してしまうのでは?というほど暑い中を渋谷、吉祥寺に寄り道しながら帰宅。ゲリラ豪雨も降りだしてめまぐるしい夏の日。少し休んで今度は東京の西へ向かう。日曜日のトラベラーズファクトリー第一部と第二部の合間に上映を知った、リドリー・スコット製作総指揮によるブルース・スプリングスティーンの映画「SPRINGSTEEN & I」、正確に言うとファンの証言とスマートフォンや民生機カメラで撮られた映像などで構成されたあまり類を見ない音楽ドキュメンタリー。それが全世界同時公開ということで日本では全国21ヶ所の劇場で19時半の1回きりの上映。かねてから打ち合わせの約束があったのだけど音楽の趣味の合う相手だったので打ち合わせ場所を吉祥寺から武蔵村山に変えてもらうという無茶をして劇場に滑り込み、一緒に並んで観劇。

こんなに感動するとは思わなかった。音楽は聴く者の心に作用してかくも人生を演出するものなのだ。誰にも会いたくないと引き篭もる人の耳にも音楽はプラグインするし、受験や恋の悩みや仕事の悩みのBGMにはいつも音楽が寄り添うのだな(僕にとってのR.E.M.のように)。コンサートの前の晩に彼女にふられた男が「昨日彼女にふられた…落ち込んじゃうよ」とサインボードを掲げているのを見てステージに引っ張りあげて「よくあることさ。おれだってそうさ。けど絶対そいつはあとで後悔するぜ!」とハグして「I'm Going Down」を歌うボスの男っぷりよ。大きなスクリーンで観ることができてよかった。

全世界同時公開の「スプリングスティーンと私」を観た、武蔵村山で。





Posted by monolog at 08:26│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
Omniリリースから今日でちょうど10年ですね!

山田さんにとってのR.E.M.やボスの音楽のように山田さんの音楽が僕の日常にも寄り添っています!
Posted by たろ at 2013年07月24日 09:39