2013年08月13日

夏の思い出とワールドハピネス2013



日曜日のこと。前日の猛暑のなかでの2ステージで疲労困憊、朝起きても疲れがとれていなかったので楽しみにしていたワールドハピネス2013を一旦諦める。しかしTwitterやメールで現地にいる知人から「こないの?」「夏の思い出いつ作るの」「今でしょ!」的なメッセージを受けて、やっぱりだんだん羨ましくなってきて出かけることにしたのが昼過ぎ。体力を少しでもセーブするために車で新木場まで。途中首都高に掲げてある温度計は40度を示していました。吉祥寺界隈はものすごい雷と雨になったらしく結果的に大雨から逃げるような形に。

会場の夢の島公園陸上競技場に到着するとトクマルバンドで参加のイトケンさんが入り口まで迎えにきてくれました。一番の楽しみだったスチャダラパーに間に合った。新曲から往年のクラシックまで完璧な30分。今年2度目のサマージャムを炎天下で体験。どのアクトも素晴らしかったですが、柴崎コウバンドでの盟友アッキーの堂に入ったプレイ、トクマルシューゴ楽団の魔法じかけのような演奏、Salyu ✕ Salyuの声の威力、ようやく観れた再始動GREAT3、そして新生KIRINJIの船出には心の紙テープを投げながら。有無を言わせぬエンタテインメントのレキシ、お客さんが飛び跳ねた「きらきら武士」では夢の島のグラウンドが揺れるのだということを知りました。

僕は駐車場に停めた車をキャンプ地と見なし途中ワンセグテレビで高校野球を観たり涼んだり、とかなりゆるゆると夏休み最初の日を楽しく満喫したのでした。「昨日タワーインストア行きました」と声をかけてくれた人、「巣巣の試聴会行って、それ以来ずっと聴いてます」と話しかけてくれたGREAT3ファンの女の子、会場で会った皆さんお疲れさまでした。会場でばったり遭遇したイラストレーター福田利之さんは日差しに干からびて「僕、もう夏フェスはこれで最後にします…」と蚊のなくような声でおっしゃっていたが、また僕らは季節が変わって冬になったら太陽を求め、その次の新しい夏になったらまた子どものように出かけてゆくのだろうか…。

第一回目の2008年以来、2度目のワールドハピネスは遠くから聴こえた「ファイアークラッカー」と花火一発で大団円を迎えました。終演後は車でその干からびた福田さんと猫仲間イナキヨシコさん&石坂しずかさんのイラストレーター陣をピックアップしてファミレスでお疲れさま会をしましたが、「暑かった」「死にそうだった」「死んだ」と始まったその日の記憶の反芻がだんだん「来年どうする?」とか「山田さんはフェス出るなら何に出たい?」と未来へ目線が移っていってたので、きっとみんなまた夏の子供になって帰ってくるのだろう。だれのせい?それは、夏のせい。

Posted by monolog at 09:11│Comments(0)TrackBack(0)

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