




昨日のこと、武蔵小山カフェライブアゲインでのトークとライブのイベント“月あかりのナイトリスニング”。名店ペットサウンズレコードの森陽馬さんと話していてお互い同級生ということもあり、なにか通常のライブとは違うことをやれないか、と陽馬さんが尽力してくれて立ち上がった新しい企画。音楽遍歴を多面的に語り合う第一回目は木曜日の夜にひっそりと執り行われました。夕方から会場入り、しかしまずはペットサウンズであれこれチェックして散財。「わ!こんなの出てたんだ」とか「これはアナログで持っておきたいよなあ…」などぶつぶつ言いながら。本屋とレコード屋でのライブは楽しいが財布に厳しい。R.E.M.やジェームス・テイラーなども並べて山田稔明コーナーを展開していただいていて感動。
第一部は僕と陽馬さんとのトーク。人造人間キカイダーからケルアック「オン・ザ・ロード」、ゾンビの話まで脱線したり本筋に戻ったり。雰囲気としては公開のラジオ番組をやってるみたいだった。これは面白い。定例化したいイベント。すごく丁寧なリーフレットを作ってもらってお客さんはそれを見ながら話を聞く。ジンを作っているからこういうさりげない冊子を作るのがどれだけ大変かわかるから陽馬さんのかけてくれた手間、心から感謝したい。




後半、第二部は弾き語りのライブ。ここ最近のレコ発セットとはまったく違う、前半のトークとも関連する歌を。「風をあつめて」はずいぶん昔に寺岡呼人さんのイベントに出たときにセッションした記憶があるがきちんと一人で歌い上げるのは初めて。山田稔明的「風をあつめて」であるところの「光と水の新しい関係」を続けて歌った。荒井由実「ひこうき雲」のコード進行の妙と絡めて「午後の窓から」を。誰かがTwitterで「初秋には『cobblestone』を聴く」と呟いていたことに触発された。R.E.M.カバーは「Man on the Moon」を。これはいつか札幌でカポウさん(この曲に登場するアンディ・カウフマンのファンなのだ、彼女は)と一緒にやろうとリハまでしたが叶わなかった歌。とにかく僕自身がとても楽しいステージでした。平日の晩、遅くまでお付き合いいただき感謝。また年内にやろうという流れになっています。ペットサウンズ陽馬さん、アゲインの石川さん、ありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いします。
2013年9月12日(木)@ 武蔵小山 Cafe Live Again
PET SOUNDS RECORD present
“月あかりのナイトリスニング vol.1”
第一部:Talk with 森陽馬(PET SOUNDS RECORD)
第二部:山田稔明 LIVE
1.風に吹かれて(Bob Dylan カバー)
2.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
3.風をあつめて(はっぴいえんど カバー)
4.光と水の新しい関係
5.These Days(Jackson Browne カバー)
6.午後の窓から(from GTH『cobblestone』)
7.天気読み(小沢健二 カバー)
8.Man on the Moon(R.E.M. カバー)
9.月あかりのナイトスイミング
10.光の葡萄
11.頼りない天使(フィッシュマンズ カバー)
12.一角獣と新しいホライズン