2013年09月26日

『猫と音楽の蜜月』が発売になりました

cat_J昨日のこと、山田稔明が未発表新曲「夢のなかの音楽」で参加するコンピレーション・アルバム『猫と音楽の蜜月』がFLY HIGH RECORDSより発売になり全国のレコード店に並びました。かねてからお世話になっているレーベルオーナーの土橋さんが手がけたもので、豪華収録アーティストや楽曲詳細についてはこちらに。プレスリリースにまとめてあった完成までの4年間のストーリーはこちらのサイトに転載されていました。その名の通り猫好きミュージシャンによる猫好きのためのCDになっています。

僕は2010年に書いてたびたびステージでも演奏してきた「夢のなかの音楽」をニューアルバム『新しい青の時代』のためにレコーディングしていましたが、「夢のなかの音楽」は作品のトータリティーを尊重する前向きな理由により選からもれました(同じ理由で“ボツ”ではなく選外になった歌が数曲あります)。僕は自分が歌いたいことをきゅっとまとめるのが昔から苦手でだいたい4分後半から6分弱の歌を書く傾向があり、しかしこの「夢のなかの音楽」は3分半ちょっとのカラッとしたポップスになってとても気に入っていたのでこのコンピレーションに収録されることになって嬉しいです。

すべての楽器を僕自身で演奏し、『新しい青の時代』の全曲のミックスを手がけたfreewheel手塚雅夫さんに魔法をかけてまとめていただきました(最後の最後に手塚さんの提案でスティールパンの音を足しました)。いろんな意味で『新しい青の時代』と地続きな歌です。曲中に「猫」という言葉が一回出てくるだけの歌ですが猫コンピのための選曲で一番に頭に浮かんだのはこの曲でした。

僕には「猫はどれだけ一緒にいてもとことん不可解な生き物だ!」という思いがあり、海を眺めるように猫を眺めるのが好きです。なにをしでかすか、なにを考えているかわからない猫はとても魅力的で、12年一緒に暮らしていてもその可愛さに慣れず、毎日「なんでそんなに可愛いのかよ」と大泉逸郎の「孫」のフレーズを繰り返すのです。「夢のなかの音楽」は猫について書かれた歌ではなく、猫に話しかけるように作った歌、四六時中視界の片隅でゴロゴロ転がる愛猫ポチがいなければ書き得なかった歌です。

ジャケットの写真を提供してくれたのはミルキク.net のmikさん。紙ジャケット仕様の手触りを大切にしたCDにするということでアートワークの相談を受けたときに僕が迷わず一番に提案したのがミルとキク。いつもライブに来てくれるmikさんはCDジャケットの写真を担当するのは初めてだそうで、うちのポチよりこのコら可愛いのでは…とさえ思うときがあるミルとキクのキレイな姿に(わ、“見る”と“聴く”だ!)たくさんの手が伸びることになるのでしょう(ミルキクnetには昨日発売日のレコード店頭の様子がレポートされていました)。個人的にはGTH時代の作品のプロデュースでとてもお世話になって今でもよくしていただいている杉真理さん、村田和人さんと同じCDに収録されることが光栄です。今回オープニングを務めさせていただきましたので再生ボタンを押すとイントロもなしに僕の歌が始まります。興味のある方、猫好きもそうでない人もぜひチェックしてみてください。いろいろなイベント事もこれから展開していくそうです。今週末25日の静岡K-MIX「ようこそ!夢街名曲堂へ」はこのCDの大特集、僕もゲストとして出演して猫についてべらべらしゃべっていますのでまずはそちらを聴いてみてください。あわせて11曲中に9回“猫”が登場する『新しい青の時代』もある意味では猫コンピとしてお楽しみいただければ嬉しいです。


猫と音楽の蜜月/Various Artsits
VSCD-1746(FRCD-032)
発売日:2013年9月25日/2,500円(税込)


愛猫ポチとの近影を。




Posted by monolog at 08:46│Comments(0)TrackBack(0)

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