2013年10月11日

150年昔のバンジョーが鳴らすフォスター



昨日のこと、等々力の巣巣まで出かけて原さとしさんのバンジョー教室へ。原さんはロンサム・ストリングス、パスカルズ、中村まりさんや安宅くんとの共演もする5弦バンジョー奏者。そのアスリートのような演奏を僕は何度か体感したことがありました。ずいぶん昔に僕は古い5弦バンジョーをオークションで購入したことがあって、それは『Christmas Songs』のなかで使用しているのだけど、すぐに調子悪くなってしまって最近はもっぱらギターと同じチューニングのギターバンジョーを弾いている(新作の中では「どこへ向かうか」と「一角獣」で聴こえるバンジョーは僕が弾いています)。

5弦バンジョーはサムピックを付けてプレイするのが定石なのでそれに慣れるのは至難の技で、アクセントをつけない3フィンガーの動きがなかなか難しい。原さんからはバンジョーをプレイするときの常套句フレーズなどを教わったり、程度のしっかりした5弦バンジョーをしばらく弾かせてもらったり、原さんが所有する150年前に作られたバンジョーを触らせてもらったり演奏を聴かせてもらったりした(すごかった…)。その150年昔のバンジョーはミンストレル・ショーというアメリカで大流行した演劇的要素の強い音楽劇で使われていた、という話の流れからペリー来航、ジョン万次郎、龍馬、演奏されていた楽曲リストなどの話になる。僕がここ最近ずっと本を読んだりレコードを聴いたりして研究しているスティーヴン・フォスターの話に及んでからは話が弾み、資料を見せてもらったり本を教えてもらったりで「へえ!」「はー!」という感嘆の連続。興味はさらにつのってていくことに。有意義な時間になりました。

新しい楽器を触ると新しいフィーリングがプレイに付加されることが多いので明日からの信州旅に影響するかもしれない。12日は長野県松本市、豆とコーヒーLauraでのレコ発ワンマンライブ、そして13日は上田市のヒトノユメ会場でお月見ライブです。3連休の最初の2日間、どれくらい道路が混むだろうか。たくさんの皆さんと時間を共有できたら嬉しいなと思います。福田利之さんが描いた『新しい青の時代』の原画とあわせて11月に再リリースが決定した『Christmas Songs』の流麗な原画も展示しようと思いますのでこちらもお楽しみに!

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<今週末は長野2days!>

山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松本〜brand new blue”
2013年10月12日(土)@ 松本 豆とコーヒー Laura

開場16:30/開演17:00/前売2500円 (当日3000円)

*入場ご予約はLauraのHPにて受付中
豆とコーヒー Laura
〒390-0811長野県松本市中央2-8-12
TEL;0263-88-5280



ヒトノユメ “十五夜祭り”
2013年10月13日(日)@ 長野 上田 ヒトノユメ展会場内 芝生ステージ

開場18:00/開演18:30/前売3000円 (当日3500円)

作家高橋久美子(ex.チャットモンチー)が画家白井ゆみ枝と共同開催する
ヒトノユメ in 長野開催期間中のイベントにゲスト参加します。音楽と朗読
を秋の名月を見上げながら。
*チケットはヒトノユメHPにて受付中です。

ヒトノユメ
会場;笠原工場常田館製糸場跡
〒386-8611 長野県上田市常田1-10-3


Posted by monolog at 08:58│Comments(0)TrackBack(0)

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