2013年11月17日

2013年11月15日 “夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽”



先週末、金曜日の話。朝からバタバタと忙しい日に。まず午前中着で『Christmas Songs』がCD工場から届く。全国発売日を5日遅らせてもらったのだが、なんとか15日のライブの日には間に合った。そして2014年カレンダーもお昼前に刷り上がってきたのでそれをパッキングして経堂のギャラリー芝生に駆け込む。この日から始まる「2014年カレンダーの1週間」展にぎりぎり間に合った。クリスマスとカレンダー、いよいよ年末という風情が出てきました。

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一旦帰宅、翌日のたまプラーザテラスでのフリーライブのための準備をいろいろ。関東でのライブは8月のレコ発、9月のPET SOUNDS森さんとのトーク&ライブ、10月の代官山蔦屋でのフリーライブとなるが、2日連続で内容の違うライブはなかなか大変。すっかり日が暮れてから下北沢へ向かう。工場から届いたばかりの新装版『Christmas Songs』を爆音で聴きながら、途中うちの愛猫ポチが「きよしこの夜」を歌うところがあるのだがその流れを忘れていて思い切り、脱力。このアルバム、録音もミックスもマスタリングも含めまったく独りで創りあげたのだけど、ポチの手も借りていたのだ。

下北沢leteで演奏するのはなんと6年ぶり。6年前は『pilgrim』も『home sweet home』も完成していなかったのだ。リハーサル中に店主の町野さんが「なんだかたくましくなりましたね。外人みたいだ」とえらく感動して褒めてくれたので今日は良いライブになると確信。また1月にもleteでやることになりました。小さなハコで限られた人数でソールドアウトになるので開演直前のキャンセルはとても残念。忙しい週末の夜なので皆さんも苦労して足を運んでくれたり諦めたりしているのを理解できるからなんとも難しいですね。キャンセル待ちでギリギリまで待っていてくれた人に連絡するすべがなかったのが申し訳ない。次回からはなにか対策を考えたいと思います。

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ほぼ満席で始まった“夜の科学 in 下北沢”はここ半年とはまったく違うセットリストでやることが個人的なテーマ。たくさんの旅を重ねて話したいことがたくさんあったので2時間を超えるライブになりました。leteの窓から夜空を見上げるような気持ちで「星に輪ゴムを」、そして長崎諫早と佐賀嬉野の話の流れから、故郷の秋を思う「夕暮れ田舎町」を。東京では演奏したことがなかった高野寛さんのカバー、そして無謀な選曲にも関わらずそれぞれ大阪、徳島で盛り上がったR.E.M.「Man on the Moon」とブルース・スプリングスティーンを我が街東京で再演(MCで話した“試験に出るR.E.M.”「Yeah Yeah Yeah Yeah」のライブ映像はこちら、ボスが失恋した青年をハグする映像はこちらね)。こういうインターアクションはホントに楽しい。またやりたい。

クリスマスCDからの演奏はまだ早いかと思い、特典音源として今年録り下ろした2曲を演奏。特にフォスターの「ケンタッキーの我が家」はフライドチキンを食べたくなって仕方なかった。「星降る街」もあらためて良い歌だ。すでに僕の手を離れて遠い空の彼方にある。「日向の猫」もみんなの歌になった。今年初めて歌う「sweet december」は歌う感覚が少しこれまでと変わった気がした。今年の残りのライブで毎回歌うのが楽しみ。終演後はカレンダーの記念日にサインをしたり、みんなの話を興味深く聞く時間。ささやかな音楽会、印象深い夜になりました。また次回、leteでしか鳴らせないような音楽を奏でたいと思います。

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Posted by monolog at 16:48│Comments(0)TrackBack(0)

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