




楽しみにしていた1年に1度の鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでのライブ。去年のメンバーに加え今年は徳島アアルトコーヒーの庄野さんも参加で賑やか、朝起きてすでに「あああ、今日の夜にはもうライブは終わってるのかー」と寂しくなるほど。鎌倉での時間を満喫するべくお昼に吉祥寺を出発し、午後から夕暮れの海を楽しみました(富士山も見えた)。今年は1月前半にディモンシュ詣で、そして8月に友人が営む雑貨屋さんmolnでのライブ、そして先月イラストレーター福田さんと一緒に、と季節ごとの鎌倉を楽しみました。材木座海岸は冷たい風が吹いていましたが空気は澄んで気持よく、鳶が旋回するのをぼーっと眺めました。海はいいな。そのたびに心が洗われる。

ヒックスヴィル中森さんも合流し早めにディモンシュへ。みんなでゴーフルだわオムライスだわパフェだわと、しこたま食べてライブを前にしてすでに幸せな気分に。ここで飲むコーヒーはいつも格別です。ずいぶんゆとりを持って会場入りしたはずなのにくつろぎすぎたのか、リハーサルはばたばたと慌ただしい感じに。開場お待たせしてすみませんでした。この日のステージはヒックスヴィル中森泰弘さんと僕、そしてコーラスに立花綾香というトリオ編成(代官山蔦屋書店でのインストアを観にきた中森さんの「女性コーラスいいなあ」というリクエストに応えての布陣でした)。
僕は緑、中森さんは赤のセーター、3人とも蝶ネクタイをして登場、ここ最近いつものセットリストとはまったく違う内容の演奏。アメリカの3人組Americaのカバーを4曲も。僕が中学生のときに出会った『アメリカの歴史


そして前半のクリスマスコーナーを終えて恒例のコーヒー教室。ディモンシュ堀内マスターとアアルトコーヒー庄野さんの登場です。堀内さんはKONOのドリッパーを使って左手を握りしめる“五木式”の珈琲抽出法、そして今回庄野さんは新説、雑貨屋さんなどでよく売れているという可愛い月兎のポットを使って美味しいコーヒーを淹れるためのティップスを。そして自分でいれたコーヒーがあらかた美味しくないという若輩者の立花綾香がレクチャーを受けました。注がれるお湯を立ち上がって近づいて覗きこむお客さん、頭上にはミラーボールが回っているという、可笑しくて不思議な光景。“Coffee &Christmas”の醍醐味とも言える時間でした。そしてライブは後半へ。



僕は佐賀、中森さんは長崎、綾香は熊本出身ということで、どちらかというと山とか川とか干潟っぽい海のイメージの土地の出。鎌倉に来たらサーファーの姿に憧れをおぼえる…、ということでBeach Boysをカバーするコーナー。今回BB不朽の名作『Christmas Album
この日のライブではびっくりする出来事がありました。ステージへ出ていくと客席最前列に「まめぐ」ことシンガーの中島愛さんの姿が。マクロスFの楽曲「Merry Christmas without You」や昨年発表の「金色〜君を好きになってよかった」で歌詞を書かせてもらった中島さん、予約リストのなかに同姓同名の方がいらっしゃったのだけどまさか本人とは。ステージ冒頭、いつもの「今から150年前にインディアンのえらい酋長さんがこう言ったそうです。“いいか、どこへ向かうかを知らないならば、どの道を行っても同じことだぞ…”」というやりとりを目の前の中島さんに向かって指をさして言うことになるとは思いませんでした(去年の春に観たライブの記録はここに)。
終演後もせっかくなのでと打ち上げに参加していただいたのだけど、中島さんは堀内さんと庄野さんの共著「はじめてのコーヒー
最後に、寒いなかを鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュまで足を運んでいただいたお客さん皆さんに感謝を。あと2週間の2013年が皆さんにとってより良きものに、そして2014年が2013年よりもいい1年になりますように。遅く帰り着いた東京の空にもきれいな星がたくさん見えました。さて、次のライブは12月18日(水)20時半からのタワーレコード渋谷での観覧無料のインストア、そして今週末は京都と加古川と今年最後の旅、帰ってきて24日のクリスマスイブには等々力の巣巣、そして今年最後のライブとして12月27日武蔵野市中町のカフェ長男堂でのライブが決定しました。ぜひどこかの会場でお会いしましょう。




