2014年02月06日

水のない井之頭公園池/新潟・新発田のかべ新聞



昨日のこと、井の頭公園のなかのカフェで打ち合わせ。水を抜いてかいぼりしている池の風景はなぜか懐かしく“昭和”な感じで、もちろん昭和の東京を僕は知らないのだけど、少し鼻をつく匂いとか泥沼に寄り添うスワンボートなどは時計の針がくるくると巻き戻ったような錯覚を覚えさせるものでした。世界の終わりのようにも。これで昨晩の雪が積もっていたら壮観だっただろうな。春に向けての打ち合わせ、ものつくりの話。なんだかわくわくする小さな企みについてのミーティング。その後吉祥寺のレコード屋をくまなくパトロール、なんと半年ずっと探していたCDを発見。

ランディ・ヴァンウォーマーが“アメリカ音楽の父”スティーヴン・フォスターの楽曲をカバーしたもの、武蔵小山アゲインの石川さんからCDRで焼いてもらってデータしかもっていなかったもの。ライナーを長門芳郎さんが担当、このCDはヴァンウォーマーの遺作だがその亡くなった日が奇しくもフォスターの命日と同じだったのだと!MP3だけでは知り得ない知識のシャワー。俄然その音楽の響きが朗々となったことは言うまでもない。本と一緒でレコードも借りるよりも所有することに意味がある、とあらためて思った午後でした。

夜になってハックルベリー・フィンの山口剛幸氏、たけ兄が来宅。先月買った新しいギターを調整してもらう。たけ兄が目を細めてネックや弦高、ブリッジに魔法をかけてまったく違う手触りにしてくれた。弾きやすくなって真夜中にかき鳴らしてしまうほど。駅までたけ兄を送り帰る道すがら、この冬のなかで一番寒い!と思った夜。春はまだ遠くに。しかし気の早い真っ赤な梅が窓の外で咲き始めました。

去年HARCOと旅した“ひつじ雲とうろこ雲”ツアー、その旅先の新発田市で取材を受けた「かべ新聞」が完成して新発田の街並、caffenova店頭に貼られているそうです。楽しいお酒を飲みながらリラックスした会話がこのような形になって記憶がよみがえります(一番左、クリックで拡大して読んでみてください)。HARCOのブログにも紹介されています。いろいろな縁が繋がって嬉しいです。また新潟に行きたいな。先日蔵前in-kyoで行われていた「つながって、輪になって」写真展が新潟市内のマリールウというカフェで近々開催されます。中川ちえさんのお話会もあるのでぜひ新潟の皆さんはぜひ足を運んでみてください。


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Posted by monolog at 11:26│Comments(0)TrackBack(0)

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