





昨日のこと、深大寺のだるま市へ。去年初めて行って、だるまの面白さに魅了されたのだ。まだアルバム『新しい青の時代』が完成していないときだったので、完成したときのため、レコ発ライブのため、家内安全のため、と欲張っていくつも買ったのだけど、昨年は本当にいい年になったので今年も願掛けにいく。深大寺は交通規制までされるほどの人出、ちょうどお練り行列というお坊さんたちの列に遭遇、平安絵巻さながらの風景にテンションがあがる。
去年お世話になっただるまを護摩焚きしてもらい、たくさん並ぶ屋台で今年のだるまを選ぶ。僕はどうしても猫がくっついてるやつが気になる。今年僕は本厄なので特に厄祓いを司る色である赤と黒が入っただるまにしました。だるま開眼所に並んでお坊さんにだるまの左目に目をいれてもらう。梵字で阿の文字(阿吽の阿です)、物事の始まりの意。願いが叶ったら阿吽の吽の字を入れて奉納することになります。赤青黄緑白金とたくさんの色のバリエーション、変わった顔のだるまがあり面白いのです。張り子職人の五十嵐くんはまた「ああ、またこの人だるま市行ったな。五十嵐の張り子があるというのに」と呆れているのだろうな。
お錬り行列を眺めていたら見覚えのある顔!高橋久美子ちゃんとばったり。雑誌ROLaの連載「祭り女が行く!」の取材で来たそうで、職人さんたちにいろいろ話を聞いて「埼玉のだるまはこうで、高崎のだるまの特色はな…」とちょっとしただるま博士になっていました。結局そのまま喫茶店で日が暮れるまでだらだらとおしゃべり、楽しい時間。真っ赤な色味には心をぱっとさせるような力があるなあと感じた一日でした。深大寺だるま市は日本三大だるま市のひとつ、昨日と今日開催されています。また来年まで。
