





昨日のこと、お昼から出かけて王子へ。吉祥寺からだと四谷で1回乗り換えて30分ちょっと、渋谷までも田端乗り換えで30分。アクセスが意外にいいことに気付く。3月26日の北とぴあプラネタリウム公演の打ち合わせに音響担当の古賀くんと一緒に。実際に星を投影してもらう。プラネタリウムを独り占めである。なぜだろうか、7年前に観たときよりも感動的。写真に撮っても180度のドームの全景は映らないし、星の投影を始めると肉眼で見えるものもカメラには収まらない。これはこの場所での体験でしか共有できないものだなあと改めて思う。最終打ち合わせでもう少し客席を追加できそうだという判断になったので今晩21時からオフィシャルサイト通販チケットセクションで最後のチャンスを。
北とぴあの担当が星さんというお名前なのはウソみたいな本当の話で、いろいろな演出例を提案してくれた。僕はというと譜面灯の明かりがどれくらい天空の星に影響するかとかiPadで作ってきたプロンプターのテストなど演奏する側の心配事のチェック。エンジニア古賀氏はいろんなところで音を聴いて構想を練っていた(天井が円形なので音の跳ね返りが不思議な感覚)。星の演出を見るたびに「おおお」とかため息が出る。ここでのライブが一回きりで、きっと当日もバタバタと慌ただしくあっという間に時間が過ぎていくであろうことを思って早くも寂しくなる。当日の公演に向けてプラネタリウムライブ記念のグッズを制作中ですが、終演後の販売が難しいので開場前から物販をスタートすることになると思いますのでまた改めてアナウンスします。記憶に残る星空の下の音楽会になると思うな、これは。
風をともなう雨の中を渋谷へ移動して道玄坂にあるライブハウスで立花綾香のライブを観る。年末にはいろいろなシチュエーションで彼女にコーラスや鍵盤ハーモニカを手伝ってもらったが、ここ最近のライブサーキット修行でライブ体力が増したようで、ぴょんぴょん跳ねるウサギみたいで楽しそうだった。バックをDWニコルズの健太くんやShe Her Her Hersのとまそんくんなどが好サポート、彼女のために僕が高橋久美子ちゃんと一緒に書いた「赤いチェリーとオオカミ」という曲もまた違う装いで新鮮な響きでした。ライブハウスを出ると雨があがっていて「ああ、雨があがるってなんて嬉しいこと!」と思って、この感情って歌に昇華できるなあと考えていたら軽快なピアノのイントロが頭に流れてきて、気づけばあと1ヶ月で「雨の夜と月の光」マキシシングルからちょうど15年だということに気づきました。
吉祥寺でご飯を食べていたら風の栖/NAOT TOKYOの宮川さんと偶然ばったり。NAOT TOKYOは金曜と土曜の営業なので奈良からちょうど上京のタイミング、一緒にテーブルを囲んで楽しい遅めのディナータイムとなりました。2週間前のオープニングライブのことをみんなで反芻しながら。知り合いにたくさん会った一日。どんどんいろんな点と点が繋がっていく感覚は春の予感とあいまって僕の足取りを軽くします。明日は下北沢leteで、恒例になってきた“夜の科学 extra〜小箱のなかの音楽3”。4回目の開催も決定、明日発表します。リクエストがある方はぜひコメント欄に(なるべくお早めにお願いします)。
2014年3月15日(土)@下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽3”
18:30開場/19:30開演/料金3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明
*THANK YOU!SOLD OUT!
下北沢lete
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275