2014年05月15日

雨の季節を待つ/25年目の「オン・ザ・ロード」



昨日のこと。オフの一日。午後から渋谷、ふらふらと散策。表参道まで歩いてスパイラルで鈴木マサル傘展を見上げる。「雨の夜と月の光」という曲を15年前にリリースして「雨の日も頑張ろうと思える曲ですね!」とか言われたりするわけですが、個人的には雨が降るとホントにうんざりしてしまうので6月は憂鬱な季節なのですが、かわいい傘を持つとほんの少しだけ(本当にほんの少しだけ)雨の日の外出も楽しくなるかもしれませんね。アライグマの模様がポチに似ていたのでこれをセレクトしました。色とりどりの傘とスクリーンに映し出される映像がとてもきれい。表参道はいつも日曜日みたいで、THIS IS TOKYOという雰囲気を久々に味わいました。

日比谷公園まで移動して「宮沢章夫と読む」という講演に飛び込む。ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」についてのお話。僕は高校生のときにケルアックを知り、大学でもビートニクの授業を取ったのだけど、この「路上」(あるいは「オン・ザ・ロード」)をどうしても最後まで読み終えることができない。昨年の映画公開からまたじわじわと読み続けているのだけど、40歳になった今ようやく楽しみ方がわかったような気がする。宮沢章夫さんのお話はボブ・ディラン来日公演から始まりロラン・バルト、スーザン・ソンタグ、サブカルチャー、YMOと遠回りを楽しむものだったが、2時間の興味深い時間で頭が活性化された気がしました。

傘を持って旅に出るのもいい。

Posted by monolog at 10:10│Comments(0)TrackBack(0)

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