




昨日のこと、前日の回転寿司に続きまたミルブックスと深大寺へヒット祈願のお参りに。2012年にクリスマス・アルバムを出したときも福田利之さんと一緒に絵馬に願かけしましたが(クリスマスのことをお寺にお願いしていいのか?ともやもやしながら)そのときは作っただけのCDが3ヶ月で売り切れるという事件が起き、その売上のおかげで『新しい青の時代』が完成するに至ったというジンクスがあります。今回は半年後を想定して「おかげで大ヒットしました」と感謝を示すというゲン担ぎ、日付は2014年11月16日に。よろしくお願いします。
深大寺に来るのは厄祓い、だるま市に続いて今年3回目でしたが、この日は境内一面に椅子が並べられなにやら神妙なイベントが行われる様子。聞けば薪能(たきぎのう)という能舞台が行われるらしい(夏場の夜間に能楽堂等で周囲にかがり火を炊いて演目を演じる、平安時代に源を持つ行事らしい)。無料で見れるということでこんな機会はそうそうない!と急遽能を鑑賞。燃え上がる薪と鼓とお囃子、初めての体験でした。暮れていく境内に薄明かりの舞台がゆらゆらと揺れていました。
急いで吉祥寺へ。キチムで大塚いちおさんと坂本美雨さんのコラボレーション「言葉のうたを咲かせる」を観る。美雨さんが谷川俊太郎さんの詩を朗読しいちおさんが絵を描くというイベント。言葉も声も絵も化学反応を楽しむような程よい緊張感、途中調子はずれなミニギターをポロポロと爪弾きながら歌われた即興のメロディは空気を一変させる魔法のようでとても素晴らしかった。いちおさんは家がご近所なのになぜかこれまで新潟県燕市でしか会わないという不思議な縁があったのですが「やっと東京で会えたね」的な。なんといちおさん自ら新潟の北書店で購入してくれた「ひなたのねこ」にサインして!と嬉しいサプライズ。美雨さんともまたお会いできて「ポチによろしくー」「サバ美ちゃんにもー」と猫話ができて嬉しい。





帰宅して猫をなでまわしていたらヒックスヴィル中森さんから「今晩プライベート猫カフェはやっていますか?」とメール。時間外だがお世話になっているセンパイのお願いは断れません。ポチとともに迎えて真夜中の猫、真夜中のコーヒーを。なぜかGOMES THE HITMANの古いPVを見ながら面白がる会になりましたが、いろいろ行事もりだくさんの楽しい金曜日になりました。最後にもう一度、「ひなたのねこ」『緑の時代』をたくさんの人に手にしていただきました。ありがとうございました。(半年後を想定して)。
そして昨日Twitterにも書きましたが5月15日でこのブログを初めてちょうど10年となりました。2012年1月からは毎日欠かさず書くようになりましたがここまで続けられているのも読んでくれる人がいるからで、この蓄積されたアーカイブスは僕とファンの皆さんの持続力の賜物だと思います。これからも変わらず「昨日のこと」を書いていきますのでどうぞご愛顧のほど。「monoblog〜猫の定点観測日記」10周年を記念してnote(ノート)に2001年秋から2002年春までの「猫の看病日記」を有料公開しました。愛猫ポチがやってきてからの始まりの日々、8000字くらいあります。写真絵本「ひなたのねこ」の副読本に。売上でポチにマグロとカツオを食べさせます。
猫の看病日記(2001-2002)|山田 稔明|note(ノート)