2014年06月03日

猫とシンガーソングライター



昨日のこと。コーエン兄弟監督作品「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」を観にいきました。すでに素晴らしいサウンドトラックでその音楽に触れていたので良い映画だということは予測がついていたのだけど、予想以上に魅せられました。劇中に猫が出てきて、彼が助演男優賞並みの演技をする。冒頭ニューヨークの街の風景を見つめる猫の表情を見ていたらなぜか涙が出てきて「この感情はなんだろうか?」と不思議に思いました。誰目線?

デイヴ・ヴァン・ロンクというディランが憧れた伝説のフォークシンガーの自叙伝が原案となっているので「Puff」のピーター、ポール&マリーや敏腕マネージャーのアルバート・グロスマンなど実在の人物をモチーフにしたと思われるキャラクターも散見され、音楽史的な見方でも楽しめました。主演のオスカー・アイザックの歌も独特の雰囲気があってよかった。コーエン兄弟らしい映像美も含めて極めてアメリカ的、実は感覚としては前日のテイラー・スウィフトから地続きで巻き戻ったアメリカーナという印象でした。連綿と続く音楽エンタテイメントの歴史。

久しぶりに新宿でレコードハンティングをして、ふんふんと鼻歌を歌いながら帰路、吉祥寺feveで行われているSPOONFUL✕福田利之展へ。丁寧に作られたカトラリーが並び、あれもこれも欲しくなる。福田さんの絵も展示販売されていました。開催は今週土曜まで。映画のなかの猫を観て胸を締め付けられた感情は帰宅してすぐ愛猫を抱きしめる行為へと僕を駆り立てました。猫とシンガーソングライターの日常です。



Posted by monolog at 10:13│Comments(0)TrackBack(0)

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