2014年07月01日

15年目の“週末”〜weekend夜話 @ 京都もしも屋(2014年6月27日)

先週末の関西でのライブを振り返ります。

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お昼の飛行機で大阪へ、そして特急電車で京都へたどり着きました。今回の旅はカバンにポチを連れているという点でこれまでと違う新しい旅。京都での岡村詩野さんとのトーク&ライブイベントの開催を決めたのは6月6日、ポチが病院に通い始めて3日目の頃でした。詩野さんはデビュー当時から仲良くさせてもらっている音楽ライターで、ここ最近京都に居を移した。詩野さんとなら有意義なトークができると思って企画しましたが、予想通りとても充実した話ができました。

詩野さんを聞き手に僕が話したのはだいたいオフレコ的な裏話でしたが(みんなTwitterに書かないでいてくれて感謝)、とにかく『weekend』の制作期間の大変さ、当時感じた自分の未熟さと歯がゆさ、なかでも「何もない人」が一番歌うのに苦労したことなど初めて人前で話すことがたくさんありました。詩野さんは25歳からの僕を知っているわけで、なんだかこそばゆく、しかし遠慮なくいろんなことを吐き出せて気持ちがよかったのです。トークは1時間半に及び、やはり猫のことにも話題が移り、僕はポチのことについてもなるべく冷静に話をしました。

ライブは前回の武蔵小山アゲイン同様「夏の日の幻」からスタート。『weekend』からは「長期休暇の夜」を。「夜の海を走って月を見た」は岡村詩野さん同様に京都精華大学で教鞭をとる高野寛さんのカバー、夏にリリースされる『高野寛ソングブック』に収録される。「ポチの子守唄」「些細なことのように」「日向の猫」はなんとか泣かずに歌えた(お客さんは泣いていた)。最後『weekend』収録の「猫のいた暮らし」はハンドクラップとシンガロングまで起きて賑やかに楽しく宴を締めくくることができたように思います。たくさんのあたたかい言葉、柔らかい言葉、言葉なき言葉をありがとうございます。皆さんの心が伝わってきて、本当に嬉しいです。いつものライブとは違う親密な空間での良い夜になりました。

ミュージック・マガジン最新号のディスク・レビューで詩野さんが『緑の時代』を取り上げてくれていた。突発的なリリースだったため雑誌媒体に資料の送付などまったくできなかったのだけどジャケット写真まで紹介していただいた(ポチ…)。「イレギュラーなコンピレーションだから結構採点厳しくしちゃったよ」と告げられていたんだけど、いやいや、とても愛のある激励の言葉で僕は嬉しかったです。早く次のレコードを作りたいと思いました。

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Posted by monolog at 22:41│Comments(0)TrackBack(0)

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