2014年07月01日

“夜の科学 in 加古川〜retrospective15+5” @ 加古川 チャッツワース(2014年6月28日)

京都を出発、瀬戸内海を眺めながら西の“故郷”加古川へ。

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午後3時半に「ただいま」とチャッツワースに到着、やはり落ち着く。美味しいご飯で腹ごしらえをして会場設営。祭壇のようなポチのためのスペースと壁に大映しのプロジェクターを用意してくれていた。僕を泣かす気満々か…。いつも盛況の加古川公演だが、この日は東京、大阪、広島、山口と遠方からのお客さんも多かった。そもそも今回は『weekend』を曲順通りにまるごと再演するという企画だったのだけど、前半の“weekend”セッション、そして後半の愛猫ポチを想う歌とコントラストのはっきりした内容になった。

今、2014年に『weekend』を演奏するのはとても楽しい。何より言葉とメロディが唇に小気味いいのだ。よくこんな歌書けたなと本気で思う。堀越・須藤コンビが書いた「ready for lab」というインストを境に前半後半に別れるが、この機会にその「ready for lab」を耳コピして演奏したのが個人的には一番面白かった。「ready for lab」「お別れの手紙」「train song」とMCを挟まず続けて演奏したときに顕著に立ち上がる物語性が『weekend』の持ち味だと感じた。「Qui La Laの夏物語」は2014年版「ストロボ」のような感触。村田和人さんへ歌詞を提供した「Brand New Day, Brand New Song」は自分のための歌のようにも感じる。

「夏の日の幻」から始まったポチのためのセッションは泣いているお客さんを視界からシャットアウトすることでしっかりと歌い上げることができました。みんな会ったこともないポチのために美しい涙をありがとう。うちの猫ってこんなに愛されてたのか!と相棒のことをとても誇らしく思いました。「日向の猫」のラララのコーラスはどこまでも届くような大きな響きでした。そして「サニーレタス」の大合唱も愉快でした。最後、アンコールで何を歌うかは決めないままライブに臨みましたが、「きれいな言葉で」という新曲にした。これは去年暮れに演奏し始めたときから歌詞がかわりメロディが増え、そしてポチを看病しているときにも歌詞を書いた歌。きれいな言葉で、美しい日本語で、この愛すべき日々の機微を書きとめて繋ぎとめようと祈る歌。この日の最後にふさわしい歌だったと思っています。たくさんのご来場、あたたかい言葉、お花、そして言葉もなくただ涙を流してくれたあなた、皆さんのサポートに心から感謝しています。ありがとうございました。

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Posted by monolog at 23:12│Comments(0)TrackBack(0)

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