2014年07月03日

猫返し神社へのセンチメンタルジャーニー



昨日のこと、行ってみたいところがあったのです。ポチのことでお世話になった動物病院の院長先生に挨拶にいってお話をしていたときに(その日の日記)僕がミュージシャンだということを知った先生が実はこれまでに何匹も有名な音楽家の猫を診察していることを教えてくれて、音楽家には猫好きが多いことを語ったときに名前があがったジャズピアニストの山下洋輔さん。そういえばその何日か前に本屋をうろうろしていたとき偶然にも音楽コーナーに山下洋輔さんの猫エッセイを見つけたことを思いだして(そのときは手にも取らなかった)もう一度その本屋に行くとそれは「猫返し神社」というタイトルの本でした。

読み始めると「ああもう、なんでここんちの猫たちこんなバカでわがままなの」というような、猫の慌ただしい愛すべき日常を綴った本なのだけど、そのなかで外に遊びにいって猫が行方不明になって家に帰ってこなくなったときに、万策尽きて辿り着いた神社の境内で「どうか猫をお返しください。お願いします」とお願いした翌日、実に18日ぶりに愛猫が自宅へ帰ってきたというエピソードが。山下さんのお宅の猫は失踪常習犯、いなくなるたびにその神社へお参りしてそのたびに猫は無事に帰ったそうです。そういう経緯もあって山下さんが雑誌でこの神社を“猫返し神社”としてコラムを書いたことにより、全国的にその噂は広まっていき、「ここが猫返し神社ですか?」と訪問者に尋ねられた宮司さんもびっくりしつつもその運命を受け止めて神社の縁起の由来文にも「…猫返し神社とも呼ばれる」と記載されることになったそうです。

この立川砂川町にある阿豆佐味天神社はうちから車で1時間くらい。ポチの二七日忌に当たる昨日お参りにいくのに相応しいと思いました。昨日は奇しくも「いぬの日」という母子の健康を祈願する日だったらしく祈祷の声も聞こえた。ここが“猫返し神社”と呼ばれるようになってから地元の有志から送られた狛犬ならぬ狛猫も鎮座ましまし、全国から猫に帰ってきてほしいと願う絵馬がたくさん飾られていました(絵馬は宮司の息子さんが描いた絵だそうだが三毛猫だったのが嬉しかった)。もともとこの神社にはお蚕様が祀られているので、お蚕さんの天敵ネズミを退治する猫が守り神になるのは不思議ではない、という理論武装もばっちり。僕はまたいつかポチと合流できるようにと願いを書き、近々の希望として早く夢に出てこいよポチ!とメッセージを添えました。とても気持ちのいい一日でした。山下洋輔さんの本との出会いに感謝を。

夜、カフェ長男堂にご飯を食べにいって店主に「ねえ、2週間経ってもめそめそネコネコ言ってインスタグラムにもポチの写真ばっかりあげてるオレ気持ち悪くない?」と問うと、「いや、この感じだとポチが、“岸田今日子さんって生きてたっけ?死んでたっけ?”みたいな、実在を越えた存在になるから絶対続けるべきですよ!」とわかるようなわからないような意味深なことを目をキラキラさせながら言うのでなんとなく少し安心した(?)。猫の姿がなくなったかわりに部屋に花が絶えない毎日が続く。7月も8月もライブの予定がいろいろ決まってきた。新しい季節が思い出をまっさらに塗り替えることはないが、時間は決まった早さで進んでいく。8月3日は8人編成バンドでポチを送るライブを恵比寿で。今晩21時から入場申込受付を開始します。


2014_08_2-2


2014年8月3日(日)@ 恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN.COM presents
“夜の科学 vol.45〜wish upon a star ポチに願いを”

出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
itoken、安宅浩司、五十嵐祐輔、上野洋、海老沼崇史、佐々木真里、立花綾香
18:30開場/19:00開演/3500円(1ドリンク代別途)

5月以来のバンド編成ワンマンを6月に永眠した愛猫ポチに捧げます。
たくさんの曲のミューズとなった愛猫を偲び8人編成で賑やかに送ります。
2001年以来GOMES THE HITMAN、山田稔明のシンボルとして愛されたポチを
ぜひたくさんの皆さんの拍手と歌声で可愛がってあげてください。

7月3日21時からGOMES THE HITMAN.COMオフィシャル通販STOREチケットセクションにて受付開始


天窓 switch
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887

Posted by monolog at 09:13│Comments(0)TrackBack(0)

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