



朝からまた新しいお花が遠方から届いて心がほだされた日曜日。今日は『緑の時代』がレコード店の棚に並ぶ店着日、いわゆるフラゲ日でした。午睡を覚まされた眠そうなポチが見つめるジャケットが北から南まで飛んでいっていると思うと楽しいです。僕は探している楽器があって御茶ノ水へ出かけたのだけど、それが都内では池袋の楽器店にしかないということで東京の街をあっちからこっちと移動しました。学生時代、そしてGOMES THE HITMANデビューから数年まで暮らしの拠点だった池袋へは最近は足を運ぶ理由がなくなって、タワーレコード池袋店は去年『新しい青の時代』をたくさん仕入れてくださったお店だったのに挨拶できてなかった店舗。P'パルコができたのはちょうど今から20年前、オープンを知らせるCMで「今夜はブギーバック」が流れていたんじゃなかったっけな。インディーズで初めて『arpeggio』を出したときのインストアもここの1階のスペースだったし、出身大学が近かったこともあってチャート1位にもなったことがある縁深い場所。
今日はあいにく担当の方と入れ違いだったのだけど、丁寧な対応の女性スタッフさんは「なんとも言えない顔してますね、ネコちゃん」と笑顔を見せてくれた。コメントカードを書かせてもらってフライヤーを託してきました。改めて去年からレコードショップへの挨拶は僕にとって新鮮な温度感を伴う人とのふれあいの儀式になった。明日は発売日、時間をかけてできるかぎり店頭へ『緑の時代』のポチの顔を見にいってスタッフさんによろしく伝えようと思います。七夕の明日は『新しい青の時代』の全国リリースからもちょうど1年の記念すべき日でもあります。流通会社ブリッジが僕の好きなように発売日を決めさせてくれるというので「そしたら、七夕の日にしましょう」ということになったのです(今回も同じようなやりとりがありました)。先日久しぶりにその『新しい青の時代』を全曲通して聴きながらドライブしましたが2014年にも真摯に響く素晴らしいレコードでした。自分が満足できるアルバムをこつこつと作っていくことは地味だけども大きな偉業、時の流れには負けたくないです。
明日は下北沢leteでの『weekend』全曲再現ライブの日でもあります。帰り道のスーパーで立派な笹を売っていたので値段を聞いてみるととても安くて「そうだ、明日のライブはみんなで短冊に願い事を書いて笹に飾ろう」と考えました。今からちょうど7年前にも同じ場所で同じことをやったのです(その時の日記)。明日は当日券の販売はありません。キャンセル待ちもほとんど叶わずでした。『weekend』再現ライブは今月26日の巣巣公演にあと数席残っていますのでぜひこちらへお申込みください。すでに加古川で実演しましたが、この2014年に『weekend』の言葉とメロディを奏でるのはとても楽しいです。ぜひたくさんの皆さんに観てもらいたい。
今日は今日で良い日、雨も降らず充実した日曜日でした。