2014年09月29日

GTH倉庫発掘/今夜武蔵小山で



ポチ実がうちの猫になって20日が過ぎ、今日で21日目。昼間に起き出してくることも多くなり、リビングでぼんやりしているときに「コトン、コトン、コトン」と小さな足音が聞こえるとポチの足音のことも思い出して不思議な気持ちになる。夜は依然として小さなライオンのように暴れ、遊び、誘い、ということを繰り返すが疲れて膝の上で眠ってしまうときもあり、とにかく可愛い。しかし夜寝ようとして布団をかぶると、布団のなかで動く人間の手足が獲物のように感じられ野性を刺激するらしく飛びついてきて本気で噛むので(痛いのです)睡眠不足はまだまだ続いています。

GOMES THE HITMANのリハーサルが始まるので昔のいろんな資料が入っている納戸をがさごそと、いろんな「開けるな!」と書いてある段ボール箱を開けている。譜面を探していたのだけど、よく考えたらGOMES THE HITMANの譜面というのは(特に2000年代初頭までは)あまり存在しないことに気付いた。演奏者に譜面を書いて曲のことを伝えるようになったのはソロで演奏するようになってからのことだ。バンドを始めたころは譜面の読み方も知らなかったのだ、僕は。

そんななかで“パンドラの箱”から出てくるのは90年代中盤から後半にかけてのカセットテープやMD。ライブ音源やデモがたくさん入っている。いくつか聴いてみたが、アマチュア時代のライブは勢いあまってテンポは揺れて歌は上ずり息も続かず、ひどい内容だけど歌っているのは今も歌い続けている曲だったりするから面白い。もはや憶えてもいないデモもいくつかあって、アレステッド・ディヴェロップメントのリズムループに乗せて多重録音したインスト曲などがあって、それはなかなか新鮮なサウンドでした。

今晩は武蔵小山ライブカフェアゲインにて“月あかりのナイトリスニング vol.5”です。一緒にイベントを続けてきたペットサウンズレコード森陽馬さんの要望もあり、「GOMES THE HITMAN」をテーマにトークとライブをやります。せっかくなのでGTH倉庫から出てきたレア音源をいくつかお聞かせしようと思います(初めて流す音源です)。発掘されたテープのなかには1994年2月のライブ録音があって、そこには小沢健二「地上の夜」「暗闇から手を伸ばせ」「天気読み」、そしてTHE STONE ROSESの「ONE LOVE」を演奏している記録があってとても懐かしかったのだけど、なんと今日は小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』がリリースされてから21周年の日だそう。1993年9月末に出たそのレコードに衝撃を受けた僕はその4ヶ月後にコピーバンドをやっていたのだな。おそらく初めて日本語でオリジナル曲を書いたのもその頃かもしれません。大昔の思い出話なども今夜、武蔵小山で。飛び入りゲストがあるかもしれません。



2014年9月29日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
“月あかりのナイトリスニング vol.5”

出演:山田稔明/MC:森陽馬(PET SOUNDS RECORD)
18:30開場/19:30開演/前売2500円/当日3000円(ドリンク代別途)

PET SOUNDS森陽馬さんとのイベントも5回目。
今回は“GOMES THE HITMAN”をテーマにトークとライブを。
公開ラジオのような、オフレコ話盛りだくさんの夜になります。
オフィシャルサイトRESERVEフォームより受付中

武蔵小山 ライブカフェアゲイン(http://www.cafe-again.co.jp/
〒142-0062 品川区小山3-27-3 ペットサウンズ・ビル B1F
イベント予約受付TEL:03(5879)2251

Posted by monolog at 14:18│Comments(0)TrackBack(0)

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