2014年10月19日

むさしのFMでネコ話/巣巣で杉瀬陽子ライブ



昨日のこと、お昼過ぎから吉祥寺むさしのFMで川久保秀一さんのラジオにゲスト出演させていただく。Facebookでのやりとりから急な出演になったのだけど、地域密着型のラジオ局に自転車で出かけていって、それがサイマル放送で全国で聴いていただけるのはとても嬉しい。ホビーのコーナーで終始猫騒動の話。そしてねこ展の話にからめて臨機応変に予定外の3曲オンエア、とても嬉しい。聴いていただいた皆さんありがとうございました。リラックスしてただただ楽しいラジオの時間でした。帰り道で立ち寄った古本屋に不思議顔の猫まこの本が2冊まとめて売られていたのを購入。タイミング。

夕方から出かけて等々力の巣巣へ杉瀬陽子さんのライブへ。杉瀬さんとは2008年1月、神戸バックビートというライブハウスで対バンしたとき以来6年ぶりの再会。その神戸のライブ前日は安宅浩司くんと二人で加古川チャッツワースでのライブだった(初めての加古川、神戸の翌日は京都磔磔でゆーきゃんとのライブでした)。僕がギター一本持って全国を旅するようになった最初期、今でもよく憶えている。その安宅くんとヒックスヴィル中森さんがこの日の杉瀬さんをサポートするというのだから時間の流れというのは面白い。長く続けてこそ繋がる縁というのがあるのだ。

6年前の杉瀬さんの印象は“原石のナチュラル・ボーン・シンガー”というものだったが、昨日のライブで歌われた自由奔放なメロディラインといくつもの声色は時間と経験とで丁寧に磨かれてピカピカと光っていた。「遠雷」はくぐもった薄曇りのなかに真っ赤な彼岸花が浮かび上がるような演奏でした。金木犀が出てくる歌もあり杉瀬さんの歌は秋によく似合う。安宅、中森の手練ギタリストが加わっての後半はさらに素晴らしく、憂歌団「おそうじオバチャン」のカバーが個人的には昨日のハイライトでした。

打ち上げでは杉瀬さん、安宅くん、中森さん、巣巣と愉快な仲間たちと、遊びにきていたHARCOも一緒にみんなで楽しく、杉瀬さんへのサプライズバースデーケーキが登場したり、途中から安宅先生によるギター教室が始まったり、いろんな繋がりで繋がった縁がまたそこここで話し込むシーンが印象的でした。巣巣店主岩崎さんが春頃「今日杉瀬さんのライブ観にいって巣巣でライブしてくれるように直接お願いするんだー」と胸をときめかせていたのも知っている僕は、お店側の“好き”という気持ちは音楽家にもダイレクトに伝わるのだなと、当たり前のことなのにすぐ忘れてしまいがちな基本的なモチベーションを改めて思うような巣巣での楽しい夜でした。




Posted by monolog at 12:42│Comments(0)TrackBack(0)

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